テレマティクス保険(新自動車保険)とは?
- 2015-02-10(18:38) /
- 損害保険
「 ” テレマティクス保険(新自動車保険) ” って、いったい何なの? 」
という方が、まだほとんどではないでしょうか?
テレマティクス保険(新自動車保険)とは、
車載の情報通信機器で集めたビッグデータ(実走行距離やドライバーの運転行動特性など)を
もとにして、保険料を算出する保険のことです。
このテレマティクス保険は、欧米では若年層の間で普及し始めており、
米国では2020年に契約の3割に達するとの予測もあるほどです。
日本でも昨年(2014年)6月に国土交通省が、
将来の自動車ビッグデータの活用に関する重要テーマとして、
この「テレマティクス保険」の普及を提言しております。
2015年に入り、国内の損保各社が下記のような具体的な動きをみせております。
〇 ソニー損保 「やさしい運転キャッシュバック型」
2月16日から個人向けに新商品を投入。端末の取り付け費用は無料。
個々の車の加速や減速などの安全運転度合いを計測し、インターネットで結果を
送る仕組みで、保険料を最大2割返金する。
〇 損保ジャパン日本興亜 「スマイリングロード」
3月から東芝と組んで全国で法人向けサービスを開始。
東芝が開発した通信機能付きドライブレコーダーを活用し、保険料を一律で
年5%割引する。
端末利用料が1台月1800円かかるとのことだが、保険料負担の大きい法人には
メリットがある模様。
○ あいおい日生同和損保 「つながる自動車保険」
ナビゲーションシステムと一体化したトヨタの新通信システムを搭載した車を対象とする
新型保険を4月1日から発売。
走行距離1キロメートル単位で保険料が変わり、翌々月の保険料に反映。
テレマティクス保険には、
* 走行距離連動型・・・実際の走行距離に応じて保険料が変動するもの
* 運転行動連動型・・・走行距離だけでなく速度や急加速・急ブレーキの回数など、
ドライバーの安全運転スキルが保険料に反映されるもの
があります。
このように、日本国内でも本格的に普及し始める気配を見せ始めております。
テレマティクス保険に最も期待されているのは、
安全運転意識の向上と事故率の低下です。
テレマティクス保険の先進国である英国の保険会社では、17~21歳の加入者の事故率が、
なんと75%も低下したという事例が報告されているほどです。
事故率が低下すれば、おのずと保険料も値下げとなりますのでなおさらです。
ですが一方で、事故リスクの高いドライバーの排除につながるリスクや
個人情報やプライバシー保護の問題も懸念されております。
より公平な保険料負担が実現するのは歓迎ですが、
一方で、新たなリスクが生じることも忘れないようにしてもらいたいと思います。
という方が、まだほとんどではないでしょうか?
テレマティクス保険(新自動車保険)とは、
車載の情報通信機器で集めたビッグデータ(実走行距離やドライバーの運転行動特性など)を
もとにして、保険料を算出する保険のことです。
このテレマティクス保険は、欧米では若年層の間で普及し始めており、
米国では2020年に契約の3割に達するとの予測もあるほどです。
日本でも昨年(2014年)6月に国土交通省が、
将来の自動車ビッグデータの活用に関する重要テーマとして、
この「テレマティクス保険」の普及を提言しております。
2015年に入り、国内の損保各社が下記のような具体的な動きをみせております。
〇 ソニー損保 「やさしい運転キャッシュバック型」
2月16日から個人向けに新商品を投入。端末の取り付け費用は無料。
個々の車の加速や減速などの安全運転度合いを計測し、インターネットで結果を
送る仕組みで、保険料を最大2割返金する。
〇 損保ジャパン日本興亜 「スマイリングロード」
3月から東芝と組んで全国で法人向けサービスを開始。
東芝が開発した通信機能付きドライブレコーダーを活用し、保険料を一律で
年5%割引する。
端末利用料が1台月1800円かかるとのことだが、保険料負担の大きい法人には
メリットがある模様。
○ あいおい日生同和損保 「つながる自動車保険」
ナビゲーションシステムと一体化したトヨタの新通信システムを搭載した車を対象とする
新型保険を4月1日から発売。
走行距離1キロメートル単位で保険料が変わり、翌々月の保険料に反映。
テレマティクス保険には、
* 走行距離連動型・・・実際の走行距離に応じて保険料が変動するもの
* 運転行動連動型・・・走行距離だけでなく速度や急加速・急ブレーキの回数など、
ドライバーの安全運転スキルが保険料に反映されるもの
があります。
このように、日本国内でも本格的に普及し始める気配を見せ始めております。
テレマティクス保険に最も期待されているのは、
安全運転意識の向上と事故率の低下です。
テレマティクス保険の先進国である英国の保険会社では、17~21歳の加入者の事故率が、
なんと75%も低下したという事例が報告されているほどです。
事故率が低下すれば、おのずと保険料も値下げとなりますのでなおさらです。
ですが一方で、事故リスクの高いドライバーの排除につながるリスクや
個人情報やプライバシー保護の問題も懸念されております。
より公平な保険料負担が実現するのは歓迎ですが、
一方で、新たなリスクが生じることも忘れないようにしてもらいたいと思います。
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