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損保 再保険コストは下がったものの、大雪の被害は近年で最大級!!

今回は、損保業界関係の2つのニュースをご紹介します。

ひとつは、再保険コストが下がるというニュース。

「損保、15年ぶり追い風 14年度、再保険コスト減少見込み」

これは、これまで国内損保は、東日本大震災などの災害の多発で、保険金の支払いリスクを

分散する再保険のコストが高止まりしていました。

しかし、日米欧などで金融緩和が長引き、再保険市場に年金基金などの資金が流入して

いるために2014年度は、約15年ぶりに減少する見込みになったとのこと。

 *再保険とは、
  ある保険者が危険(リスク)を分散したり、収益を追求したりするために、
  自己の保有する保険責任の一部または全部を他の保険者に移転し(出再保険)、
  当該他の保険者がそれを引き受ける保険(受再保険)のことをいいます。
  「保険の保険」なので「再保険」といいます。元の保険のことは元受保険といいます。


もうひとつは、

先日、2月の首都圏での2度の大雪被害のニュース。

損保業界全体で、保険金支払額は2000億円規模になるとの見方があり、

自然災害による支払額としては近年では最大級になりそうとのこと。
(損保各社に今月中旬までに計約24万件の保険金支払い申請があった模様)

東京海上日動火災保険によると、保険金の支払い申請が18日までに約5万6000件あり、

支払額と見積額の合計が、計317億円となったとのこと。

このうち火災保険は262億円で、民家のカーポート倒壊や、企業の倉庫や工場などの

被害が多数。

損害状況の確認が進めばさらに支払額は拡大する見通しで、

最大で550億円程度を見込んでいるとのことです。


このように損保業界にとって、良いニュースと悪いニュースが混在しておりますが、

トータルでみるとどうなのでしょうか?

毎年のように保険料が見直される(保険料が上がる)昨今です。

保険料が下がるような状況は、訪れないものですかね・・・。



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TAG :
損保業界ニュース
再保険コスト
保険金支払い

保険金の支払い方の基本的な違い

かんぽ生命の保険金の支払い漏れが、

今年2~7月の金融庁の検査で発覚

指摘を受けたかんぽ生命が調べたところ、郵政民営化後の2007年10月~12年9月の

5年間約10万件、計約100億円の保険金が、

契約者からの請求がないことを理由に支払われていない可能性があることがわかった。

事態を重くみた金融庁は報告徴求命令を出し、厳格な対応を求めているというニュースが

流れているなか、今一度、保険金支払いについてお話したいと思います。


保険金の支払い方の基本的な違いが、生命保険、損害保険にはあります。

損害保険を中心にお話をしていきますが、生命保険との違いも簡単に説明いたします。


生命保険は「ヒト」を保険の目的にし、損害保険は主に「モノ」を保険の目的にします。

生命保険での「ヒト」の体には値段をつけることはできませんので、一定の範囲で

契約者が金額を自由に決めて契約し、それを保険金として支払う「定額払い」です。

それに対して損害保険の「モノ」には、時価や再調達価額という値段をつけることが可能

ですので、「モノ」を評価した金額で保険契約をし、その金額の範囲で実際の損害

(全額あるいは修理できれば修理代など)を保険金として支払う「実損払い」です。

この基本的な考え方がありますので、損害保険においては、保険太りということが

ないのです。
(費用保険金が付帯されていますと、実損額を超える場合はあります)


この基本を押さえて、具体的に損害保険の保険商品ごとに考えてみますと、

自動車保険は、「ヒト」「モノ」の混合保険、火災保険は、「モノ」保険

賠償責任保険は保険対象により、「ヒト」保険であったり、「モノ」保険であったり


その中で、地震保険は異質だといえます。

地震保険は、保険金を使って新たに同じものを再購入・再築するという考え方ではなく、

被災後の生活再建に役立てるという考え方が根底にある
からです。

ですので、保険金の支払い方も全損・半損・一部損の3段階に限られますし、

実際の損害額がいくらということは関係がありません。

これは、地震災害のように非常に多くの人が同時に被害を受けるような場合、

お互いを支え合うという保険の仕組みそのものが成り立ちにくいところからきています。

地震保険を一般的な「モノ」保険と考えてみえる方は注意しましょう!!


最後に最近懸念していることですが、保険販売において、”入口 ”ばかりが多様化していて、

”出口 ”対策が伴っていない危険性が大きくなっているということです。

具体的には、保険加入の窓口は、直販、代理店だけでなく、銀行、ネット、商品によっては、

住宅メーカー、不動産屋などまでが販売しています。

しかし、その多くは販売(手数料獲得)のみが目的になってしまっているところが多く、

保険金支払いについては、あまり真剣に取り組んでいるようには思えません。

今回のかんぽ生命の不払いのニュースも根底は同じことです。

保険金は請求されなければ、保険会社は支払うことができないのです。

保険金支払いのときに、

力になってもらえる存在が最も大切であるということ

を加入時に考えて検討していただきたいと思います。


そうでなければ、いくら保険料が安かろうと加入する意味はありません。



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保険金不払い
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