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金利タイプ選択にあたっては、損益分岐点を参考にする!!

住宅ローンを組まれるときの永遠のテーマとして、

『 金利タイプの選択 』 があげられます。

新規で組まれる方はもとより、借り換えられる方にも悩ましい問題となるでしょう。

今回は、ひとつの判断の仕方をご紹介したいと思います。


それが、損益分岐点を探る」ということです。


皆様のなかに、こんな勘違いをされてみえる方はみえないでしょうか?

変動金利タイプの返済期間全体の平均金利 = 全期間固定金利タイプの金利

であれば、総返済額(金利負担)は同じである


実は、これは勘違いしやすいですが、間違いです。


金利の推移だけを予想しながら金利タイプを検討されると間違われてしまうのです。

ですので、金利タイプ選択の際は必ず、

損益分岐点を探って検討するようにしてください

(具体的計算例)

 変動金利タイプと全期間固定金利とを比較

 借入額 3000万円 返済期間 35年 元利均等返済 月々返済のみ

 金利設定 

 変動金利タイプ 当初5年間 0.875%、全期間固定金利 全期間 1.99% と仮定。

 このとき、変動金利タイプの当初返済額は、月々82,949円

 全期間固定金利は、全期間 月々99,224円(総返済額 41,674,474円)です。

 そうすると、

 5年経過時点での損益分岐点は、約 金利2.37% 月々返済 101,975円

 になります。

 このとき平均金利は、 約2.156%となり、全期間固定の1.99%よりも高くなっても

 ほぼ同じなのです。



このように、

変動金利タイプの金利 全期間固定金利の金利 という前提であれば、

変動金利タイプの全期間の平均金利が、全期間固定型金利の金利と同じになっても、

変動金利タイプの方が有利なのです



最後に、念のためお話しておきますが、

決して、変動金利タイプを勧めているわけではありません。

あくまでも、損益分岐点を探ることの重要性をお話しているのです。

その他、金利タイプ選択においては、ライフステージなどの諸事情を勘案するなど

総返済額や金利負担だけでは判断できないこともあります。

ひとつの判断材料として、お考えくださいますようお願い申し上げます。<(_ _)>

 

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TAG :
金利タイプ選択
損益分岐点
判断材料
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