魅力増が見込まれる 『 外貨建ての生命保険 』 その内容は?
- 2017-02-17(18:51) /
- 生命保険
金融庁が設定する「標準利率」大幅低下の影響で、概ね、この4月から
円建ての貯蓄性のある生命保険の保険料が大幅に上がります。
(既に保険料の値上げを実施した生保会社もあります)
※ 貯蓄性保険とは、
終身保険・養老保険・個人年金保険・学資保険などのこと。
それに併行して、ますます外貨建ての貯蓄性のある生命保険の魅力が
増していくことが予想されます。今後、勧められる機会も増えることでしょう。
今回は、その内容について少し触れてみたいと思います。
* 外貨建て保険とは、
米ドル、豪ドル(オーストラリア)及びユーロ等の外貨によって運用する商品で、
現在、「終身保険」、「養老保険」、「個人年金保険」、「変額個人年金保険」などの
一部で商品があります。
この商品は、外貨(米ドルやユーロ、豪ドルなど)で保険料を払い込み、
外貨で保険金や解約返戻金などを受け取る仕組みになっていますので、
例えば、受け取った外貨を円に換算する際、為替変動の影響を受け、
場合によっては、日本円で受け取る保険金額などが円ベースでの払込保険料の総額を
下回る可能性もあります。
どのくらい魅力があるのか?一例をお見せしましょう!!
30歳男性
① 死亡保険金1,000万円、終身保険(円建て) 60歳払い 保険料月額25,000円
② 死亡保険金91,000ドル、 終身保険(米ドル建て) 60歳払い 保険料月額128ドル
円換算(1,001万円) 円換算(14,080円)
※ 1ドル=110円換算
注) この一例はどこの生保会社の例という訳ではなく、あくまでも目安に過ぎません。
どうでしょうか?ほぼ同じ保険金額で約4割以上も保険料が違ってきます。
さらに、65歳時点での解約返戻率ではドル建てが約3割も上回ります。
同じようなものを購入するのに、これだけの違いがでると確かに外貨建ては魅力的でしょう。
しかし、外貨建ての生命保険にはデメリットもあります。
それは、為替リスクと付加保険料が円建てに比べ高いことです。
為替相場によっては、円貨にしたとき円建ての保険よりも損になるリスクがありますし、
保険料払込中の解約では、解約返戻率でドルベースでも円建てよりも損になるリスクが
あります。
では、外貨建ての生命保険には手を出さないほうがいいのでしょうか?
絶対的な正解とはいいませんが、
その状況や目的、時期、比較する金融商品との相対的な正解としては
手を出すのもありだと私は考えております。
現在の金融情勢化におきましては、使い方と出口戦略を間違えなければ、
円建てよりも有効に機能すると思うからです。
ですので、外貨建ての生命保険をご検討する際には、
それらのアドバイスとアフターフォローが出来る方から加入するのがいいでしょう。
(頭ごなしに否定する方は信用に値しません)
ご興味のある方は、ぜひお声をかけてください!! <(_ _)>
円建ての貯蓄性のある生命保険の保険料が大幅に上がります。
(既に保険料の値上げを実施した生保会社もあります)
※ 貯蓄性保険とは、
終身保険・養老保険・個人年金保険・学資保険などのこと。
それに併行して、ますます外貨建ての貯蓄性のある生命保険の魅力が
増していくことが予想されます。今後、勧められる機会も増えることでしょう。
今回は、その内容について少し触れてみたいと思います。
* 外貨建て保険とは、
米ドル、豪ドル(オーストラリア)及びユーロ等の外貨によって運用する商品で、
現在、「終身保険」、「養老保険」、「個人年金保険」、「変額個人年金保険」などの
一部で商品があります。
この商品は、外貨(米ドルやユーロ、豪ドルなど)で保険料を払い込み、
外貨で保険金や解約返戻金などを受け取る仕組みになっていますので、
例えば、受け取った外貨を円に換算する際、為替変動の影響を受け、
場合によっては、日本円で受け取る保険金額などが円ベースでの払込保険料の総額を
下回る可能性もあります。
どのくらい魅力があるのか?一例をお見せしましょう!!
30歳男性
① 死亡保険金1,000万円、終身保険(円建て) 60歳払い 保険料月額25,000円
② 死亡保険金91,000ドル、 終身保険(米ドル建て) 60歳払い 保険料月額128ドル
円換算(1,001万円) 円換算(14,080円)
※ 1ドル=110円換算
注) この一例はどこの生保会社の例という訳ではなく、あくまでも目安に過ぎません。
どうでしょうか?ほぼ同じ保険金額で約4割以上も保険料が違ってきます。
さらに、65歳時点での解約返戻率ではドル建てが約3割も上回ります。
同じようなものを購入するのに、これだけの違いがでると確かに外貨建ては魅力的でしょう。
しかし、外貨建ての生命保険にはデメリットもあります。
それは、為替リスクと付加保険料が円建てに比べ高いことです。
為替相場によっては、円貨にしたとき円建ての保険よりも損になるリスクがありますし、
保険料払込中の解約では、解約返戻率でドルベースでも円建てよりも損になるリスクが
あります。
では、外貨建ての生命保険には手を出さないほうがいいのでしょうか?
絶対的な正解とはいいませんが、
その状況や目的、時期、比較する金融商品との相対的な正解としては
手を出すのもありだと私は考えております。
現在の金融情勢化におきましては、使い方と出口戦略を間違えなければ、
円建てよりも有効に機能すると思うからです。
ですので、外貨建ての生命保険をご検討する際には、
それらのアドバイスとアフターフォローが出来る方から加入するのがいいでしょう。
(頭ごなしに否定する方は信用に値しません)
ご興味のある方は、ぜひお声をかけてください!! <(_ _)>
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外貨建て生命保険について
- 2013-02-19(18:38) /
- 生命保険
昨日(2/18)、安倍晋三首相が18日午前の参議院予算委員会で、
デフレ脱却に向けた金融緩和の手段に関して「外債を買うという考え方もある」との
見方を示したら、為替が1ドル94円台に円安が進みました。
今後さらなる円安、そしてその先の目標であるインフレを想定した場合、
外貨での資産保有も有効な資産防衛手段になってきます。
(一部の富裕層では、既に通貨分散の動きも活発になっているとのうわさもチラホラ・・・)
しかし、投資経験の無い方や未熟な方が、いきなり外貨投資といわれても、
とまどってしまうと思います。
今回は、比較的とっつきやすい外貨建ての生命保険についてお話をしたいと思います。
外貨建ての生命保険商品といえば、
・ドル建、ユーロ建、豪ドル建などの個人年金保険
・ドル建、ユーロ建、豪ドル建などの(一時払)終身保険
などを聞かれたことがあるのではないでしょうか?
弊生保代理店でも、1ドル70円台後半~80円台前半のときには、
提案主旨を納得していただけた方には、加入していただきました。
現状、1ドル93~94円までドルが回復してきますと、メリットは大きくなっていると
少し安心しております。
(もちろん、今後の動向次第ではありますが・・・)
メリットといえば、
① 日本円より高い金利の通貨で運用するので、貯蓄性で有利
② 年金商品などは、基本的に固定金利商品で、最低保障利率などもあり、
契約時に外貨での保険金・年金・解約返戻金の受取額が確定します
③ 契約時より円安になっていれば、年金受け取り開始・満期・中途解約時に、
為替差益がプラスされる
④ 単一通貨での資産防衛より、リスクを分散できる可能性が高い
などがあげられます。
次にデメリットですが、
① 一番は、為替リスクがあること
契約時より円高になっていると、円に両替した際に、
有利な貯蓄性を打ち消しただけでなく元本割れを起こすこともあります。
② 選択される通貨によっては、カントリーリスクも存在します
③ 円建てにくらべると、当然手続きが面倒であること
などがあげられます。
誤解の無いようにお話しておきますが、
決して外貨建て生命保険加入をお勧めしているわけではありません。
あくまでも方法論のひとつとして、ご紹介しているだけに過ぎません。
上記のデメリットが伴うリスク商品であり、安全商品ではありません。
加入される際は、自己判断・自己責任においておこなってください!!
いままでは、円高デフレでしたので、日本円を保有していれば、
金利はほとんど付きませんでしたが、資産価値が目減りすることはありませんでした。
しかし、今後も同じようにいくとは限りません。
今後どの方向に行くかはまだわかりませんが、さらなる円安進行・インフレ達成となれば、
資産防衛手段のひとつとして、ご検討されることもでてくるのではないでしょうか。
デフレ脱却に向けた金融緩和の手段に関して「外債を買うという考え方もある」との
見方を示したら、為替が1ドル94円台に円安が進みました。
今後さらなる円安、そしてその先の目標であるインフレを想定した場合、
外貨での資産保有も有効な資産防衛手段になってきます。
(一部の富裕層では、既に通貨分散の動きも活発になっているとのうわさもチラホラ・・・)
しかし、投資経験の無い方や未熟な方が、いきなり外貨投資といわれても、
とまどってしまうと思います。
今回は、比較的とっつきやすい外貨建ての生命保険についてお話をしたいと思います。
外貨建ての生命保険商品といえば、
・ドル建、ユーロ建、豪ドル建などの個人年金保険
・ドル建、ユーロ建、豪ドル建などの(一時払)終身保険
などを聞かれたことがあるのではないでしょうか?
弊生保代理店でも、1ドル70円台後半~80円台前半のときには、
提案主旨を納得していただけた方には、加入していただきました。
現状、1ドル93~94円までドルが回復してきますと、メリットは大きくなっていると
少し安心しております。
(もちろん、今後の動向次第ではありますが・・・)
メリットといえば、
① 日本円より高い金利の通貨で運用するので、貯蓄性で有利
② 年金商品などは、基本的に固定金利商品で、最低保障利率などもあり、
契約時に外貨での保険金・年金・解約返戻金の受取額が確定します
③ 契約時より円安になっていれば、年金受け取り開始・満期・中途解約時に、
為替差益がプラスされる
④ 単一通貨での資産防衛より、リスクを分散できる可能性が高い
などがあげられます。
次にデメリットですが、
① 一番は、為替リスクがあること
契約時より円高になっていると、円に両替した際に、
有利な貯蓄性を打ち消しただけでなく元本割れを起こすこともあります。
② 選択される通貨によっては、カントリーリスクも存在します
③ 円建てにくらべると、当然手続きが面倒であること
などがあげられます。
誤解の無いようにお話しておきますが、
決して外貨建て生命保険加入をお勧めしているわけではありません。
あくまでも方法論のひとつとして、ご紹介しているだけに過ぎません。
上記のデメリットが伴うリスク商品であり、安全商品ではありません。
加入される際は、自己判断・自己責任においておこなってください!!
いままでは、円高デフレでしたので、日本円を保有していれば、
金利はほとんど付きませんでしたが、資産価値が目減りすることはありませんでした。
しかし、今後も同じようにいくとは限りません。
今後どの方向に行くかはまだわかりませんが、さらなる円安進行・インフレ達成となれば、
資産防衛手段のひとつとして、ご検討されることもでてくるのではないでしょうか。
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