年金財政検証における所得代替率の落とし穴!!
- 2019-09-13(18:45) /
- 未分類
先々回の記事、「2019(令和元)年の年金財政検証は?」では、
6つの経済シナリオでの所得代替率を公表結果をもとにお話させて頂きました。
過去記事はこちら↓
http://riplabo.blog.fc2.com/blog-entry-907.html
しかし、この所得代替率には落とし穴があるのです。
どういうことか?
先々回記事で所得代替率とは、
『 年金を受け取り始める時点における年金額が、現役世代の手取り収入額
(ボーナス込み)と比較してどのくらいの割合かを示すものです。 』
と説明させて頂きました。
どこが落とし穴かといいますと、
下線部分のとおり、分母となる収入額(平均額になりますが)は手取りなのですが、
実は、分子となる年金額は税・社会保険料を引かれる前の支給額面なのです。
ということは、公表された所得代替率はインチキだと
いうことになります。
年金額を同じく手取りに換算して所得代替率を計算しますと、
現状、既に所得代替率50%強であり、将来的には40%台以下に転落するのです。
このことは、過去の年金財政検証結果公表後に既に指摘を受けているのですが、
それでも改められていないのです。
経済シナリオの現実に沿わない設定だけでなく、こんなところにも
落とし穴が隠されているのです。
(年金制度不信になるのもわからなくはないです)
皆様、真実を知ってどう思われますか・・・?
6つの経済シナリオでの所得代替率を公表結果をもとにお話させて頂きました。
過去記事はこちら↓
http://riplabo.blog.fc2.com/blog-entry-907.html
しかし、この所得代替率には落とし穴があるのです。
どういうことか?
先々回記事で所得代替率とは、
『 年金を受け取り始める時点における年金額が、現役世代の手取り収入額
(ボーナス込み)と比較してどのくらいの割合かを示すものです。 』
と説明させて頂きました。
どこが落とし穴かといいますと、
下線部分のとおり、分母となる収入額(平均額になりますが)は手取りなのですが、
実は、分子となる年金額は税・社会保険料を引かれる前の支給額面なのです。
ということは、公表された所得代替率はインチキだと
いうことになります。
年金額を同じく手取りに換算して所得代替率を計算しますと、
現状、既に所得代替率50%強であり、将来的には40%台以下に転落するのです。
このことは、過去の年金財政検証結果公表後に既に指摘を受けているのですが、
それでも改められていないのです。
経済シナリオの現実に沿わない設定だけでなく、こんなところにも
落とし穴が隠されているのです。
(年金制度不信になるのもわからなくはないです)
皆様、真実を知ってどう思われますか・・・?
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