自然災害に遭われる前に火災保険等の補償内容のご確認を!!
- 2018-09-08(18:30) /
- 損害保険
先日の台風21号により被害に遭われた皆様には心よりお見舞いを申し上げます。
弊代理店にも昨日までに十数件の保険金請求依頼やお問い合わせがあり、
やっと落ち着いたところです。
今回の件を受けまして、今一度火災保険等の補償内容のご確認をして頂けたらと思い、
記事を書かせて頂きました。
火災保険商品は、10年以上の長期契約が多いため、
補償内容についてすでに曖昧になってみえる方が非常に多く見受けられます。
又、火災保険商品自体、時代に合わせて変遷してきていますので
加入時期によって補償内容が異なり余計把握しづらくなっております。
特に、自然災害に対する補償内容についてさまざまありますので
今一度補償内容をご確認ください。
具体的には、風災・雹災・雪災に対する小損害免責や水災補償に
ついての条件などです。
まず、風災・雹災・雪災に対する小損害免責についてですが、
過去(保険会社にもよりますが概ね、平成21年12月以前)の商品には、
フランチャイズ方式といって20万円以上の損害が出ないと補償対象にならないものが
多くありました。
又、○○万円免責というように一部自己負担のエクセス方式のものもありますので
まずは、そういった条件が付いていないかご確認ください。
水災補償につきましても基本、床上浸水又は地盤面より45㎝以上の損害についてで、
全額実費を補償するものと損害割合等にもとづいて保険金額の何%などいうように
定められているものがあります。
共済などでは、そもそも上限額が設定されているものまであります。
こういった条件や内容により、補償される・されないや受け取れる保険金が
かなり違ってくることも多々あります。
災害に遭われてから気付き悔やまれてもどうしようもありません。
災害に遭われる前に補償内容を確認して、不安であれば見直しをお勧めします。
書類をみてもわからない場合は、加入された代理店や保険会社にお尋ねください。
最後に現在、損害保険会社は保険金請求の受付業務や保険金支払いに向けた
さまざまな業務でパニック状態となっております。
そのため、電話はなかなかつながらない状態です。
さらに、受け付けた請求の処理も通常に比べてかなり遅延しており
一週間以上先に書類が届くことも想定されます。
皆様、ご理解を宜しくお願い申し上げます。<(_ _)>
弊代理店にも昨日までに十数件の保険金請求依頼やお問い合わせがあり、
やっと落ち着いたところです。
今回の件を受けまして、今一度火災保険等の補償内容のご確認をして頂けたらと思い、
記事を書かせて頂きました。
火災保険商品は、10年以上の長期契約が多いため、
補償内容についてすでに曖昧になってみえる方が非常に多く見受けられます。
又、火災保険商品自体、時代に合わせて変遷してきていますので
加入時期によって補償内容が異なり余計把握しづらくなっております。
特に、自然災害に対する補償内容についてさまざまありますので
今一度補償内容をご確認ください。
具体的には、風災・雹災・雪災に対する小損害免責や水災補償に
ついての条件などです。
まず、風災・雹災・雪災に対する小損害免責についてですが、
過去(保険会社にもよりますが概ね、平成21年12月以前)の商品には、
フランチャイズ方式といって20万円以上の損害が出ないと補償対象にならないものが
多くありました。
又、○○万円免責というように一部自己負担のエクセス方式のものもありますので
まずは、そういった条件が付いていないかご確認ください。
水災補償につきましても基本、床上浸水又は地盤面より45㎝以上の損害についてで、
全額実費を補償するものと損害割合等にもとづいて保険金額の何%などいうように
定められているものがあります。
共済などでは、そもそも上限額が設定されているものまであります。
こういった条件や内容により、補償される・されないや受け取れる保険金が
かなり違ってくることも多々あります。
災害に遭われてから気付き悔やまれてもどうしようもありません。
災害に遭われる前に補償内容を確認して、不安であれば見直しをお勧めします。
書類をみてもわからない場合は、加入された代理店や保険会社にお尋ねください。
最後に現在、損害保険会社は保険金請求の受付業務や保険金支払いに向けた
さまざまな業務でパニック状態となっております。
そのため、電話はなかなかつながらない状態です。
さらに、受け付けた請求の処理も通常に比べてかなり遅延しており
一週間以上先に書類が届くことも想定されます。
皆様、ご理解を宜しくお願い申し上げます。<(_ _)>
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火災保険の長期切り換えや見直しはするべき!?
- 2015-01-17(18:55) /
- 損害保険
主要な損害保険会社は、今秋(10月予定)以降、
10年を超える長期火災保険契約の取り扱いを取りやめる
方針です。
(現在は、最長36年まで可能)
これは昨今、予測を超える様々な災害が相次いでおり、
長期にわたる自然災害リスクの評価が難しくなってきたためです。
10年を超える長期火災保険に加入できるのは、あと8か月強 ということになります。
そのため、しばしばお問い合わせを受けるのが、
『 それまでに10年超の長期火災保険に切り換えた方がいいですか? 』
『 現在加入中の長期火災保険(残存保険期間が20年未満など)を中途解約して
保険期間を30年以上に切り換えて新規で入り直した方がいいですか? 』
などということです。
結論から申し上げますと、保険料の割安さのみを追求するのであれば、
おこなっておいたほうがいいでしょう。
確かに、今後の予測として、地震保険料も含め、火災保険料は値上げが予想されますし、
30年超という長期係数のメリットも含めて考えれば、保険料の割安さでは
間違いないでしょう。
ですが、下記のような別の面
・ 今後の火災保険商品の進化
・ 長期契約にすることによる意識の希薄化
・ 現況とのミスマッチ化
なども含めて考えれば、個別で判断するしかありません。
現状の加入状況や将来の見込み、個人の価値観やご判断により、
結論は変わることでしょう。
この8か月強の期間は、改めて火災(地震)保険について考えてみるにはいい機会です。
新築当初に加入しっぱなしで、内容もイマイチ覚えていないという方は
みえませんか?(下記リンク先の動画のように)
〇 リップ ラボ ホームページ内( 損害保険のご案内ページ )
火災保険の注意点(YouTube動画より)
知らないと損する火災保険 前編 ・ 後編
http://www.financial-dock.com/songaihoken.html
そういう方は、この機会を有効に生かしてみてはどうでしょうか。
ご質問やご相談等があれば、ぜひ、気軽にお声をかけてください!!
10年を超える長期火災保険契約の取り扱いを取りやめる
方針です。
(現在は、最長36年まで可能)
これは昨今、予測を超える様々な災害が相次いでおり、
長期にわたる自然災害リスクの評価が難しくなってきたためです。
10年を超える長期火災保険に加入できるのは、あと8か月強 ということになります。
そのため、しばしばお問い合わせを受けるのが、
『 それまでに10年超の長期火災保険に切り換えた方がいいですか? 』
『 現在加入中の長期火災保険(残存保険期間が20年未満など)を中途解約して
保険期間を30年以上に切り換えて新規で入り直した方がいいですか? 』
などということです。
結論から申し上げますと、保険料の割安さのみを追求するのであれば、
おこなっておいたほうがいいでしょう。
確かに、今後の予測として、地震保険料も含め、火災保険料は値上げが予想されますし、
30年超という長期係数のメリットも含めて考えれば、保険料の割安さでは
間違いないでしょう。
ですが、下記のような別の面
・ 今後の火災保険商品の進化
・ 長期契約にすることによる意識の希薄化
・ 現況とのミスマッチ化
なども含めて考えれば、個別で判断するしかありません。
現状の加入状況や将来の見込み、個人の価値観やご判断により、
結論は変わることでしょう。
この8か月強の期間は、改めて火災(地震)保険について考えてみるにはいい機会です。
新築当初に加入しっぱなしで、内容もイマイチ覚えていないという方は
みえませんか?(下記リンク先の動画のように)
〇 リップ ラボ ホームページ内( 損害保険のご案内ページ )
火災保険の注意点(YouTube動画より)
知らないと損する火災保険 前編 ・ 後編
http://www.financial-dock.com/songaihoken.html
そういう方は、この機会を有効に生かしてみてはどうでしょうか。
ご質問やご相談等があれば、ぜひ、気軽にお声をかけてください!!
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「 風災・雹災・雪災 」 による保険金請求時の注意点!!
- 2014-07-28(18:40) /
- 損害保険
ここ最近、関東圏などでの風災・雹災による被害が目立っております。
今回は、火災保険での保険金請求時の注意点をお話したいと思います。
損害保険の約款上では、
「台風、強風、せん風、暴風、暴風雨等による被害を風災といい、
保険金支払いの対象となります」
となっています。
保険会社や商品によっては、約款上に局地的におきた竜巻や突風のことまで
明記がなされていない場合がありますが、解釈上は問題がなく、
ほとんどが保険金支払いの対象となることでしょう。
要するに、直接の原因が風であればいい、ということです。具体的には、
①風の力で直接被害を受けたか、②風で飛ばされた物の衝突で受けた被害か
です。
ですが、火災保険に加入されてみえても支払い対象とならない場合がありますので、
注意が必要です。それは、
・ そもそも自然災害を補償の対象としていない火災保険・火災共済などに加入
(商品自体がそうなっていたり、そういったプランを選択したなど)
・ 以前の火災保険などに加入されてみえて、20万円以上の損害しか対象とならず、
被害額が20万円未満だった
(撤去費用や処分代などの費用は含まれないので気をつけてください)
・ 免責金額を設けており、被害額が免責金額以下
などの場合です。
風災を中心にお話しましたが、雹災の場合も考え方は同じです。
紛らわしいリスク区分として、「飛来・落下・衝突」や「破・汚損」というものが
ありますが、これらは風や雹を直接の原因としない不可抗力や不注意などによる
これらの被害が該当します。
被害(結果)だけをみると該当するように考えがちですが、あくまでも原因が何に該当するか
ですので間違えないようにしましょう!!
今回は、火災保険での保険金請求時の注意点をお話したいと思います。
損害保険の約款上では、
「台風、強風、せん風、暴風、暴風雨等による被害を風災といい、
保険金支払いの対象となります」
となっています。
保険会社や商品によっては、約款上に局地的におきた竜巻や突風のことまで
明記がなされていない場合がありますが、解釈上は問題がなく、
ほとんどが保険金支払いの対象となることでしょう。
要するに、直接の原因が風であればいい、ということです。具体的には、
①風の力で直接被害を受けたか、②風で飛ばされた物の衝突で受けた被害か
です。
ですが、火災保険に加入されてみえても支払い対象とならない場合がありますので、
注意が必要です。それは、
・ そもそも自然災害を補償の対象としていない火災保険・火災共済などに加入
(商品自体がそうなっていたり、そういったプランを選択したなど)
・ 以前の火災保険などに加入されてみえて、20万円以上の損害しか対象とならず、
被害額が20万円未満だった
(撤去費用や処分代などの費用は含まれないので気をつけてください)
・ 免責金額を設けており、被害額が免責金額以下
などの場合です。
風災を中心にお話しましたが、雹災の場合も考え方は同じです。
紛らわしいリスク区分として、「飛来・落下・衝突」や「破・汚損」というものが
ありますが、これらは風や雹を直接の原因としない不可抗力や不注意などによる
これらの被害が該当します。
被害(結果)だけをみると該当するように考えがちですが、あくまでも原因が何に該当するか
ですので間違えないようにしましょう!!
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火災保険・地震保険での長期係数はどのくらい!?
- 2014-05-25(19:08) /
- 損害保険
2014.7月以降の保険始期から地震保険料が改定となり、全体で平均15.5%の
値上げになります。
また、火災保険料も2015年度に3~5%引き上げられる見通しとなっています。
(地域や内容によっては、保険料が下がるケースもありますので御注意ください)
そんな中、保険料を抑える手段のひとつとして、
長期契約での長期一括払を勧める内容をよくみかけるようになりました。
長期契約(長期一括払)では、所定の長期係数を乗じることによって保険料が計算され、
単年でみれば、単年契約の保険料よりも保険料が割安になるからです。
では、その長期係数はどんな感じの設定になっているのでしょうか?
火災保険料では、大体下記のような感じになっております。
・ 保険期間 3年: 長期係数 2.7
・ 保険期間 5年: 長期係数 4.3
・ 保険期間 10年: 長期係数 8.2
・ 保険期間 20年: 長期係数 15.25
・ 保険期間 30年: 長期係数 21.45
地震保険料では、
・ 保険期間 2年: 長期係数 1.9
・ 保険期間 3年: 長期係数 2.75
・ 保険期間 4年: 長期係数 3.6
・ 保険期間 5年: 長期係数 4.45
保険料の計算は、例えば保険期間30年の火災保険料の場合、
1年間の保険料×30(年)ではなく、1年間の保険料×21.45のイメージの保険料と
いうことになります。
このように保険期間が長期になればなるほど保険料が割安になり、
長期契約の効果が大きくなります。
(火災保険では最長36年、地震保険では最長5年です)
しかし、長期契約(長期一括払)にも注意が必要です。
それは、
1. 長期契約では、契約内容を忘れやすいこと
2. 長期契約では、保険金額設定等、内容をこまめに見直せないということ
3. 現在の長期係数の割引率は、運用環境の低迷により低く設定されており、
今後インフレ等によって運用環境が改善した場合、結果として
割安になるのかどうかということ
などです。
個人的には上記のことはあっても、最近の自然災害の猛威を考えると、
早めに保険料を長期間固定しておいたほうが、保険料の値上げリスクが避けられて
いいように考えております。
(損害保険料は、毎年、なにかしら値上げされている状況ですから)
単年・短期契約の方は、一度検討されてみてはどうでしょうか。
値上げになります。
また、火災保険料も2015年度に3~5%引き上げられる見通しとなっています。
(地域や内容によっては、保険料が下がるケースもありますので御注意ください)
そんな中、保険料を抑える手段のひとつとして、
長期契約での長期一括払を勧める内容をよくみかけるようになりました。
長期契約(長期一括払)では、所定の長期係数を乗じることによって保険料が計算され、
単年でみれば、単年契約の保険料よりも保険料が割安になるからです。
では、その長期係数はどんな感じの設定になっているのでしょうか?
火災保険料では、大体下記のような感じになっております。
・ 保険期間 3年: 長期係数 2.7
・ 保険期間 5年: 長期係数 4.3
・ 保険期間 10年: 長期係数 8.2
・ 保険期間 20年: 長期係数 15.25
・ 保険期間 30年: 長期係数 21.45
地震保険料では、
・ 保険期間 2年: 長期係数 1.9
・ 保険期間 3年: 長期係数 2.75
・ 保険期間 4年: 長期係数 3.6
・ 保険期間 5年: 長期係数 4.45
保険料の計算は、例えば保険期間30年の火災保険料の場合、
1年間の保険料×30(年)ではなく、1年間の保険料×21.45のイメージの保険料と
いうことになります。
このように保険期間が長期になればなるほど保険料が割安になり、
長期契約の効果が大きくなります。
(火災保険では最長36年、地震保険では最長5年です)
しかし、長期契約(長期一括払)にも注意が必要です。
それは、
1. 長期契約では、契約内容を忘れやすいこと
2. 長期契約では、保険金額設定等、内容をこまめに見直せないということ
3. 現在の長期係数の割引率は、運用環境の低迷により低く設定されており、
今後インフレ等によって運用環境が改善した場合、結果として
割安になるのかどうかということ
などです。
個人的には上記のことはあっても、最近の自然災害の猛威を考えると、
早めに保険料を長期間固定しておいたほうが、保険料の値上げリスクが避けられて
いいように考えております。
(損害保険料は、毎年、なにかしら値上げされている状況ですから)
単年・短期契約の方は、一度検討されてみてはどうでしょうか。
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火災保険申込時に付属施設等も補償の対象に!!
- 2014-02-16(18:39) /
- 損害保険
2週続けての雪の影響で、各地でさまざまな悪影響が出ています。
皆様は、大丈夫でしたでしょうか?
先週中旬に、提携する工務店の社長から問い合わせがありました。
「雪でカーポートが壊れ、うちで修理をおこなったのですが、
火災共済からは保険金がおりないとのこと。そんなことってあるのですか?」
というもの。
結論からお話すると、内容によっては保険金がおりない場合があります。
① 補償の対象に付属施設等を含めていない場合
② 免責金額や補償対象事故の金額が設定されている場合
③ そもそも風災・ひょう災・雪災が補償対象事故になっていない場合
です。
①について、付属施設等とは、
・ 門扉・門塀・フェンス・垣
・ カーポート
・ 一定面積以下の物置・納屋
等です。これらは火災保険の補償の対象に含めることができます。
(自動的に含まれているわけではありません)
その際、住宅の建築価格にプラスして含めたいカーポートなどの付属施設等の金額を
含めて契約するのが正式です。(保険金額設定を補償対象割合100%とする場合)
親切な代理店であれば、何も言わなくても含めてくれていると思いますが、
今回の問い合わせのケースでは、含まれていませんでした。
今回加入中の火災共済でも含めることはできましたので、無知が原因なのか、不親切なのか、
うっかりミスとしか考えられません。
(お客様の要望を聞いて、対象から外したとは考えにくいからです)
弊事務所で火災保険に加入中のお客様は全員、補償の対象に含めて加入して
いただいておりますので、この工務店の社長はそれが当たり前だと思って、
問い合わせされた訳です。
②については、以前の契約では、風災・ひょう災・雪災に
「20万円以上の損害が対象」という縛りが多くありましたので、損害額がこれ未満の場合は
保険金がおりないことになります。
現在の火災保険の多くは、この縛りは無くなっていますが、保険料を抑えるために
条件をつけることができます。この縛りがあるのか、どうかをご確認ください。
③については、説明するまでもないでしょう。
補償対象事故にあたらなければ、保険金がおりないことは明白です。
普段、雪の悪影響がほとんどない地域では、火災保険加入時に深く考えずに加入されて
いることが多いと思われますので、一度内容を確認してみてください!!
それと、新規や更改で火災保険に加入する際は、
付属施設等を補償の対象にすることも忘れずに。
皆様は、大丈夫でしたでしょうか?
先週中旬に、提携する工務店の社長から問い合わせがありました。
「雪でカーポートが壊れ、うちで修理をおこなったのですが、
火災共済からは保険金がおりないとのこと。そんなことってあるのですか?」
というもの。
結論からお話すると、内容によっては保険金がおりない場合があります。
① 補償の対象に付属施設等を含めていない場合
② 免責金額や補償対象事故の金額が設定されている場合
③ そもそも風災・ひょう災・雪災が補償対象事故になっていない場合
です。
①について、付属施設等とは、
・ 門扉・門塀・フェンス・垣
・ カーポート
・ 一定面積以下の物置・納屋
等です。これらは火災保険の補償の対象に含めることができます。
(自動的に含まれているわけではありません)
その際、住宅の建築価格にプラスして含めたいカーポートなどの付属施設等の金額を
含めて契約するのが正式です。(保険金額設定を補償対象割合100%とする場合)
親切な代理店であれば、何も言わなくても含めてくれていると思いますが、
今回の問い合わせのケースでは、含まれていませんでした。
今回加入中の火災共済でも含めることはできましたので、無知が原因なのか、不親切なのか、
うっかりミスとしか考えられません。
(お客様の要望を聞いて、対象から外したとは考えにくいからです)
弊事務所で火災保険に加入中のお客様は全員、補償の対象に含めて加入して
いただいておりますので、この工務店の社長はそれが当たり前だと思って、
問い合わせされた訳です。
②については、以前の契約では、風災・ひょう災・雪災に
「20万円以上の損害が対象」という縛りが多くありましたので、損害額がこれ未満の場合は
保険金がおりないことになります。
現在の火災保険の多くは、この縛りは無くなっていますが、保険料を抑えるために
条件をつけることができます。この縛りがあるのか、どうかをご確認ください。
③については、説明するまでもないでしょう。
補償対象事故にあたらなければ、保険金がおりないことは明白です。
普段、雪の悪影響がほとんどない地域では、火災保険加入時に深く考えずに加入されて
いることが多いと思われますので、一度内容を確認してみてください!!
それと、新規や更改で火災保険に加入する際は、
付属施設等を補償の対象にすることも忘れずに。
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