個人賠償責任保険(日常生活賠償責任保険)は、自動車保険の特約で!!
- 2014-03-08(18:26) /
- 損害保険
ドコモから携帯電話から手軽に加入可能な
「サイクル保険」(引受保険会社は東京海上日動火災保険)が発売になったり、
セブンイレブンでは、セブンイレブンで申し込みをして、
三井住友海上の自転車向け保険に加入できるというシステムe保険ストアの自転車保険など、
続々と自転車事故に関連した商品が登場してきております。
これは、神戸地裁が昨年7月4日に出した判決によって、
自転車事故の被害の甚大さが再認識されたため、それに同調しての動きとみられます。
神戸地裁の関連記事はこちら↓
http://dot.asahi.com/news/incident/2013071900017.html
「損害賠償9,500万円」と聞けば、心配になるのもわからなくもありません。
弊事務所にも「自転車事故の際に役に立つ保険はありませんか?」などと
4、5件の問い合わせがありました。
上記にご紹介した保険は、自転車事故等に見舞われた場合に
賠償金、死亡保険金、後遺傷害保険、入院給付金、手術給付金が
受けられる設定が基本です。
(御自身が加害者の場合、赤字は相手に対して、青字は御自身の補償です。
また、保険によっては通院でも給付金が出る場合もあります)
しかし、「自転車保険」「サイクル保険」と名の付くものでなくても、
相手に対する賠償については、
従来からの「個人賠償責任保険」「日常生活賠償責任保険」で補償されます。
これらは現在、単独保険としての引受けはあまりされておらず、自動車保険や火災保険の
特約で引き受ける形となっています。
その際は、自動車保険の特約での付加をぜひご検討ください。
自動車保険であれば、補償額が無制限(他は、1億円というのがほとんど)であったり、
定期的に見直すことになりますので、状況に合わせやすいと考えるからです。
被保険者の範囲も、ひとつの自動車保険に付ければ、家族がほぼ網羅されることでしょう。
もうすでに、医療保険や傷害保険などに加入されてみえるなど、
相手への賠償さえ補えればという場合にはこちらのほうが何かと都合がいいのでは
ないでしょうか。
「サイクル保険」(引受保険会社は東京海上日動火災保険)が発売になったり、
セブンイレブンでは、セブンイレブンで申し込みをして、
三井住友海上の自転車向け保険に加入できるというシステムe保険ストアの自転車保険など、
続々と自転車事故に関連した商品が登場してきております。
これは、神戸地裁が昨年7月4日に出した判決によって、
自転車事故の被害の甚大さが再認識されたため、それに同調しての動きとみられます。
神戸地裁の関連記事はこちら↓
http://dot.asahi.com/news/incident/2013071900017.html
「損害賠償9,500万円」と聞けば、心配になるのもわからなくもありません。
弊事務所にも「自転車事故の際に役に立つ保険はありませんか?」などと
4、5件の問い合わせがありました。
上記にご紹介した保険は、自転車事故等に見舞われた場合に
賠償金、死亡保険金、後遺傷害保険、入院給付金、手術給付金が
受けられる設定が基本です。
(御自身が加害者の場合、赤字は相手に対して、青字は御自身の補償です。
また、保険によっては通院でも給付金が出る場合もあります)
しかし、「自転車保険」「サイクル保険」と名の付くものでなくても、
相手に対する賠償については、
従来からの「個人賠償責任保険」「日常生活賠償責任保険」で補償されます。
これらは現在、単独保険としての引受けはあまりされておらず、自動車保険や火災保険の
特約で引き受ける形となっています。
その際は、自動車保険の特約での付加をぜひご検討ください。
自動車保険であれば、補償額が無制限(他は、1億円というのがほとんど)であったり、
定期的に見直すことになりますので、状況に合わせやすいと考えるからです。
被保険者の範囲も、ひとつの自動車保険に付ければ、家族がほぼ網羅されることでしょう。
もうすでに、医療保険や傷害保険などに加入されてみえるなど、
相手への賠償さえ補えればという場合にはこちらのほうが何かと都合がいいのでは
ないでしょうか。
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自転車の事故の際に対応できるもの
- 2012-11-01(18:21) /
- 損害保険
警察庁の交通事故の統計によると自転車の交通事故の発生は次のようになります。
(以下、警察庁資料より)
自転車関連事故 総数144,018件
対自動車 84.0% 減少傾向
対二輪車 6.3% 減少傾向
対歩行者 1.9% 増加傾向
自転車相互 2.5% 減少傾向
自転車単独 2.2% 減少傾向
その他 3.0% 減少傾向
交通事故全体で占める割合 20.8% 増加傾向
(平成23年12月末時点)
自転車事故の発生は減少しているものの、交通事故全体の割合では増加傾向。
(5件に1件は自転車事故)
しかも対歩行者の事故のみ増加している点が問題視されています。
もし、あなたが自転車事故の加害者や被害者になったとき、的確な対応が
取れますでしょうか?
今回は自転車保険などを中心にそれを考えてみたいと思います。
(加害者になったとき)
・相手にケガをさせたり、物を壊してしまった
対応できるのは、自転車保険、TSマーク、個人賠償責任保険
自転車保険は民間の保険会社が取り扱う保険で、保険金額は数百万円から、
1千万円、5千万円、1億円、無制限と様々です。
保険料は保険金により増減しますが、安いもので年間1,000円~、標準的なもので
年間3,000円~(自分のケガの補償も含む)となります。
TSマークは、点検、整備を受けた自転車に貼ることができ、相手が死亡、
重度後遺障害になった場合、青色は1,000万円、赤色は2,000万円を限度に
賠償金が支払われます。
個人賠償責任保険は、火災保険、損害保険、クレジットカードなどの特約と
して加入、または付帯されている保険。
賠償金はまちまちですが、保険料は年間3,000円程度が目安です。
自分だけでなく家族(配偶者、子供など)の事故もカバーしてくれます。
自動車保険に付帯できる場合、年間1,500円程度となります。
個人賠償責任保険を特約でつけるなら、自動車保険がお勧めです。
最大のメリットは、ほとんどの会社で示談交渉サービスがついてくること。
他の傷害保険などではついていないことが多いです。
事故の際、示談をプロに任せられるという安心感は非常に大きいものでしょう。
(被害者になったとき)
・自分自身がケガをした
相手がいて100%過失が相手にあれば、当然賠償されますが、
単独事故の場合は、ご自身での対応になります。
対応できるのは、自転車保険、TSマーク、人身傷害補償保険
自転車保険では、自分の事故の治療費、入院・通院、手術費用を補償してくれます。
これらの保険金のほか、死亡時の保険金の有無、またいくらに設定するかで保険料が
変わってきます。
TSマークでは、青色は入院15日以上 一律1万円、死亡・重度後遺障害一律
30万円。
赤色は入院15日以上 一律10万円、死亡・重度後遺障害一律100万円。
なお保険料に該当する料金は整備、点検の費用に含まれます。
人身傷害補償保険は、自動車保険で人身傷害補償に加入していて、
かつ「契約車両中以外の事故も補償」という条件の場合、保険金が支払われます。
このように自転車保険を中心に対応できるものと内容をあげさせていただきました。
加害者、被害者どちらになっても嫌なものですが、対応はしっかりしましょう。
特に加害者になった場合は、誠意をみせることも大切です。お忘れなく!!
(以下、警察庁資料より)
自転車関連事故 総数144,018件
対自動車 84.0% 減少傾向
対二輪車 6.3% 減少傾向
対歩行者 1.9% 増加傾向
自転車相互 2.5% 減少傾向
自転車単独 2.2% 減少傾向
その他 3.0% 減少傾向
交通事故全体で占める割合 20.8% 増加傾向
(平成23年12月末時点)
自転車事故の発生は減少しているものの、交通事故全体の割合では増加傾向。
(5件に1件は自転車事故)
しかも対歩行者の事故のみ増加している点が問題視されています。
もし、あなたが自転車事故の加害者や被害者になったとき、的確な対応が
取れますでしょうか?
今回は自転車保険などを中心にそれを考えてみたいと思います。
(加害者になったとき)
・相手にケガをさせたり、物を壊してしまった
対応できるのは、自転車保険、TSマーク、個人賠償責任保険
自転車保険は民間の保険会社が取り扱う保険で、保険金額は数百万円から、
1千万円、5千万円、1億円、無制限と様々です。
保険料は保険金により増減しますが、安いもので年間1,000円~、標準的なもので
年間3,000円~(自分のケガの補償も含む)となります。
TSマークは、点検、整備を受けた自転車に貼ることができ、相手が死亡、
重度後遺障害になった場合、青色は1,000万円、赤色は2,000万円を限度に
賠償金が支払われます。
個人賠償責任保険は、火災保険、損害保険、クレジットカードなどの特約と
して加入、または付帯されている保険。
賠償金はまちまちですが、保険料は年間3,000円程度が目安です。
自分だけでなく家族(配偶者、子供など)の事故もカバーしてくれます。
自動車保険に付帯できる場合、年間1,500円程度となります。
個人賠償責任保険を特約でつけるなら、自動車保険がお勧めです。
最大のメリットは、ほとんどの会社で示談交渉サービスがついてくること。
他の傷害保険などではついていないことが多いです。
事故の際、示談をプロに任せられるという安心感は非常に大きいものでしょう。
(被害者になったとき)
・自分自身がケガをした
相手がいて100%過失が相手にあれば、当然賠償されますが、
単独事故の場合は、ご自身での対応になります。
対応できるのは、自転車保険、TSマーク、人身傷害補償保険
自転車保険では、自分の事故の治療費、入院・通院、手術費用を補償してくれます。
これらの保険金のほか、死亡時の保険金の有無、またいくらに設定するかで保険料が
変わってきます。
TSマークでは、青色は入院15日以上 一律1万円、死亡・重度後遺障害一律
30万円。
赤色は入院15日以上 一律10万円、死亡・重度後遺障害一律100万円。
なお保険料に該当する料金は整備、点検の費用に含まれます。
人身傷害補償保険は、自動車保険で人身傷害補償に加入していて、
かつ「契約車両中以外の事故も補償」という条件の場合、保険金が支払われます。
このように自転車保険を中心に対応できるものと内容をあげさせていただきました。
加害者、被害者どちらになっても嫌なものですが、対応はしっかりしましょう。
特に加害者になった場合は、誠意をみせることも大切です。お忘れなく!!
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