「 風災・雹災・雪災 」 による保険金請求時の注意点!!
- 2014-07-28(18:40) /
- 損害保険
ここ最近、関東圏などでの風災・雹災による被害が目立っております。
今回は、火災保険での保険金請求時の注意点をお話したいと思います。
損害保険の約款上では、
「台風、強風、せん風、暴風、暴風雨等による被害を風災といい、
保険金支払いの対象となります」
となっています。
保険会社や商品によっては、約款上に局地的におきた竜巻や突風のことまで
明記がなされていない場合がありますが、解釈上は問題がなく、
ほとんどが保険金支払いの対象となることでしょう。
要するに、直接の原因が風であればいい、ということです。具体的には、
①風の力で直接被害を受けたか、②風で飛ばされた物の衝突で受けた被害か
です。
ですが、火災保険に加入されてみえても支払い対象とならない場合がありますので、
注意が必要です。それは、
・ そもそも自然災害を補償の対象としていない火災保険・火災共済などに加入
(商品自体がそうなっていたり、そういったプランを選択したなど)
・ 以前の火災保険などに加入されてみえて、20万円以上の損害しか対象とならず、
被害額が20万円未満だった
(撤去費用や処分代などの費用は含まれないので気をつけてください)
・ 免責金額を設けており、被害額が免責金額以下
などの場合です。
風災を中心にお話しましたが、雹災の場合も考え方は同じです。
紛らわしいリスク区分として、「飛来・落下・衝突」や「破・汚損」というものが
ありますが、これらは風や雹を直接の原因としない不可抗力や不注意などによる
これらの被害が該当します。
被害(結果)だけをみると該当するように考えがちですが、あくまでも原因が何に該当するか
ですので間違えないようにしましょう!!
今回は、火災保険での保険金請求時の注意点をお話したいと思います。
損害保険の約款上では、
「台風、強風、せん風、暴風、暴風雨等による被害を風災といい、
保険金支払いの対象となります」
となっています。
保険会社や商品によっては、約款上に局地的におきた竜巻や突風のことまで
明記がなされていない場合がありますが、解釈上は問題がなく、
ほとんどが保険金支払いの対象となることでしょう。
要するに、直接の原因が風であればいい、ということです。具体的には、
①風の力で直接被害を受けたか、②風で飛ばされた物の衝突で受けた被害か
です。
ですが、火災保険に加入されてみえても支払い対象とならない場合がありますので、
注意が必要です。それは、
・ そもそも自然災害を補償の対象としていない火災保険・火災共済などに加入
(商品自体がそうなっていたり、そういったプランを選択したなど)
・ 以前の火災保険などに加入されてみえて、20万円以上の損害しか対象とならず、
被害額が20万円未満だった
(撤去費用や処分代などの費用は含まれないので気をつけてください)
・ 免責金額を設けており、被害額が免責金額以下
などの場合です。
風災を中心にお話しましたが、雹災の場合も考え方は同じです。
紛らわしいリスク区分として、「飛来・落下・衝突」や「破・汚損」というものが
ありますが、これらは風や雹を直接の原因としない不可抗力や不注意などによる
これらの被害が該当します。
被害(結果)だけをみると該当するように考えがちですが、あくまでも原因が何に該当するか
ですので間違えないようにしましょう!!
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「竜巻被害」は火災保険での補償対象であることがほとんどです!!
- 2013-09-03(18:39) /
- 損害保険
9/2に埼玉県・千葉県で発生した竜巻で被害に遭われた皆様には、
心よりお見舞い申し上げます。<(_ _)>
このニュースを見聞きされた弊代理店のお客様から、御自身の加入されてみえる火災保険で、
補償対象になるのかとの問い合わせが数件入りましたので、お話させて頂きます。
火災保険には「風災・ひょう災・雪災」リスクへの補償が付けられるようになっております。
竜巻は風災の1つである ” 旋風・暴風 ” と解釈されますので、
保険金支払いの対象となります。
注)但し、「風災・ひょう災・雪災」リスクに対する補償を外していた場合は対象外です。
従来取り扱われていた住宅火災保険や住宅総合保険、昨今の主力商品である
各社独自商品でもセットされているケースがほとんどだと思われます。
しかし、注意点があります。
それは、従来商品(おもに2009年以前の火災保険商品)の多くには、
” 損害額が20万円以上 ” との条件がついている場合がほとんどです。
これは、免責とは内容が違いまして、
損害額が20万円以上の場合は、損害額全額が保険金で賄われますが、
損害額が20万円未満の場合は、請求の対象にならず、保険金は下りません。
注)従来商品だけでなく、昨今の商品でも保険料を抑えるためにこの条件を付加することは
できるようになっています。
詳細内容につきましては、御自身が加入されてみえるものを必ずご確認ください!!
同じ自然災害でも、損害の全額が補償されない地震災害などとは異なり、
竜巻被害は、火災保険の風災補償さえ確保していれば、損害の全額が補償されます。
要するに、火災保険(新価・再調達価額での)だけで全壊家屋もほぼ100%再建が可能と
いうことです。
*解体/撤去・処分費用については、別途特約に加入されてみえないと補償されません。
なお、火災保険だけでなく、火災共済にも、竜巻被害(風災リスク)に対する補償が
あります。若干、内容には違いがありますが、それほど遜色ありません。
この機会に再度、御自身の加入されてみえる火災保険や火災共済の内容を
確認されてみてはどうでしょうか。
心よりお見舞い申し上げます。<(_ _)>
このニュースを見聞きされた弊代理店のお客様から、御自身の加入されてみえる火災保険で、
補償対象になるのかとの問い合わせが数件入りましたので、お話させて頂きます。
火災保険には「風災・ひょう災・雪災」リスクへの補償が付けられるようになっております。
竜巻は風災の1つである ” 旋風・暴風 ” と解釈されますので、
保険金支払いの対象となります。
注)但し、「風災・ひょう災・雪災」リスクに対する補償を外していた場合は対象外です。
従来取り扱われていた住宅火災保険や住宅総合保険、昨今の主力商品である
各社独自商品でもセットされているケースがほとんどだと思われます。
しかし、注意点があります。
それは、従来商品(おもに2009年以前の火災保険商品)の多くには、
” 損害額が20万円以上 ” との条件がついている場合がほとんどです。
これは、免責とは内容が違いまして、
損害額が20万円以上の場合は、損害額全額が保険金で賄われますが、
損害額が20万円未満の場合は、請求の対象にならず、保険金は下りません。
注)従来商品だけでなく、昨今の商品でも保険料を抑えるためにこの条件を付加することは
できるようになっています。
詳細内容につきましては、御自身が加入されてみえるものを必ずご確認ください!!
同じ自然災害でも、損害の全額が補償されない地震災害などとは異なり、
竜巻被害は、火災保険の風災補償さえ確保していれば、損害の全額が補償されます。
要するに、火災保険(新価・再調達価額での)だけで全壊家屋もほぼ100%再建が可能と
いうことです。
*解体/撤去・処分費用については、別途特約に加入されてみえないと補償されません。
なお、火災保険だけでなく、火災共済にも、竜巻被害(風災リスク)に対する補償が
あります。若干、内容には違いがありますが、それほど遜色ありません。
この機会に再度、御自身の加入されてみえる火災保険や火災共済の内容を
確認されてみてはどうでしょうか。
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