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「物価安定の目標」2%、「日本再興戦略目標」GDPデフレーター1%、その差はなぜ?

皆様のなかに、こんな素朴な疑問を持たれた方はみえないでしょうか?

それは、

日本銀行が掲げる「物価安定の目標」は、消費者物価(コアCPI)で前年比2%、

これに対して、安倍政権が掲げる「日本再興戦略」では、

「10年間の平均で名目GDP成長率3%、実質GDP成長率2%」となっていて、

その差は1%です。

これは、GDPデフレーターの目標が1%であることを示しておりますが、

なぜ、この2つのインフレ目標の間に1%の開きがあるのか

という疑問
です。


私は、正直「名目GDP成長率4%の間違いじゃないの?」と思っておりましたが、

どうもそうではないようです。


過去に、CPI前年比が約2%だったことが2回あって、

それは、83~85年度(コアCPI前年比1.9%)91~93年度(同2.0%)です。

この時のGDPデフレーターの前年比は、それぞれ1.3%1.4%でしたので、

乖離はいずれも0.6%ですが、

2000年以降の平均をとると、コアCPIの前年比は▲0.3%であるのに対して、

GDPデフレーターの前年比は▲1.3%と、乖離はちょうど1%になるそうです。


ですので、上記の差が1%となっているようです。


これは、もともと物価指標であるCPIGDPデフレーター示す意味の違い

あるようです。難しい説明は省略しますが、CPIと違い、

GDPデフレーターは、名目GDPを実質化する際の物価指標なので、

民間消費だけでなく設備投資、住宅投資、政府消費、政府投資、純輸出といった

需要項目のそれぞれのデフレーターをミックスしたものです。
(そのうち特に、純輸出のデフレーターがくせ者のようです)

この違いが、1%の違いとなって表れているようです。


まだまだ勉強不足のようで、未熟さを痛感しました・・・。((+_+))



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TAG :
2つの物価指標
CPI
GDPデフレーター
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