ガンの治療費(抗がん剤・ホルモン剤)について
- 2012-07-27(18:51) /
- 生命保険
がんの治療には、「手術療法」「放射線療法」「抗がん剤やホルモン剤など薬による化学療法」の
3つがあります。
今回は、転移などで広がったがんに対しても、全身に働きかけることができる抗がん剤やホルモン剤
などの化学療法の治療費についてお話したいと思います。
医療保険やがん保険を検討される際の参考にしてください!!
まず、抗がん剤は、日本には200種類近く存在し、それぞれ特徴に応じて、次のような働きがあるそうです。
・がん細胞のDNAに作用して分裂を阻止する
・がん細胞の分裂を阻害する
・がん細胞を衰弱させる成分を与えて細胞を死滅させる
手術後に服用する抗がん剤などは、術後の様子を見てインターバルをあけながら、1年前後は服用
していくケースが多いそうです。
一方、転移などで手術ができない場合に服用する抗がん剤は、その抑制の効果が出る限り、
飲み続けることになるので、じわじわと負担が続く不安感があるでしょう
次にホルモン剤は、ホルモンの分泌を止めることによって、がん細胞を小さくしたり、増殖を抑える
働きがあります。
この治療の対象となるのは、男性では前立腺がん、女性は乳がん、子宮体がん、卵巣がんなど、
性ホルモンで成長するがんに絞られています。
このホルモン剤による治療は、がんを死滅させるのではなく、がんの増殖を止めて活動休止状態に
させるもので、抗がん剤に比べて副作用も強くありません。
乳がんなど、がんの種類に応じて、抗がん剤と併用して使われています。
さて、その治療費ですが、
厚生労働省が承認している抗がん剤・ホルモン剤であれば、健康保険の対象となるので、
高額療養費制度による毎月の自己負担上限があります。
これによって、一般的な所得者層の場合、1か月の自己負担はおよそ10万円以内をイメージされて
いればいいと思います。
また、事前の手続きをすれば、病院窓口での支払を高額療養費の自己負担限度額までにすることが
できます。
これなら、従来のように病院で通常の支払いをしてから、健康保険の高額療養費の還付を受けるという
煩わしさも、現金準備の不安もなくなります。
次に混合診療や自由診療になってしまう抗がん剤やホルモン剤の場合はどうでしょうか?
この場合は高額療養費の一部または全部が対象外になってしまいますので負担増が
考えられます。
実際には、治る可能性を高めるためのがん治療には、自由診療も多くあると聞きます。
例えば、国内未承認の抗がん剤など、保険診療との併用が認められていないものです。
そうした自由診療を選択し、併用した場合は、健康保険診療分も全額自己負担になってしまうので、
かかる費用は非常に大きくなってしまうことが考えられます。
内容により大きく違ってきますので一概に言えませんが、概ね100~200万円は必要になる
ケースが多いようです。
これらのことを参考に、御自身の場合にはどこまで自己資金で対応可能かを検討し、不足分を
保険などで補うようにしてください。(御自身での判断は難しいと思われるかもしれませんが)
3つがあります。
今回は、転移などで広がったがんに対しても、全身に働きかけることができる抗がん剤やホルモン剤
などの化学療法の治療費についてお話したいと思います。
医療保険やがん保険を検討される際の参考にしてください!!
まず、抗がん剤は、日本には200種類近く存在し、それぞれ特徴に応じて、次のような働きがあるそうです。
・がん細胞のDNAに作用して分裂を阻止する
・がん細胞の分裂を阻害する
・がん細胞を衰弱させる成分を与えて細胞を死滅させる
手術後に服用する抗がん剤などは、術後の様子を見てインターバルをあけながら、1年前後は服用
していくケースが多いそうです。
一方、転移などで手術ができない場合に服用する抗がん剤は、その抑制の効果が出る限り、
飲み続けることになるので、じわじわと負担が続く不安感があるでしょう
次にホルモン剤は、ホルモンの分泌を止めることによって、がん細胞を小さくしたり、増殖を抑える
働きがあります。
この治療の対象となるのは、男性では前立腺がん、女性は乳がん、子宮体がん、卵巣がんなど、
性ホルモンで成長するがんに絞られています。
このホルモン剤による治療は、がんを死滅させるのではなく、がんの増殖を止めて活動休止状態に
させるもので、抗がん剤に比べて副作用も強くありません。
乳がんなど、がんの種類に応じて、抗がん剤と併用して使われています。
さて、その治療費ですが、
厚生労働省が承認している抗がん剤・ホルモン剤であれば、健康保険の対象となるので、
高額療養費制度による毎月の自己負担上限があります。
これによって、一般的な所得者層の場合、1か月の自己負担はおよそ10万円以内をイメージされて
いればいいと思います。
また、事前の手続きをすれば、病院窓口での支払を高額療養費の自己負担限度額までにすることが
できます。
これなら、従来のように病院で通常の支払いをしてから、健康保険の高額療養費の還付を受けるという
煩わしさも、現金準備の不安もなくなります。
次に混合診療や自由診療になってしまう抗がん剤やホルモン剤の場合はどうでしょうか?
この場合は高額療養費の一部または全部が対象外になってしまいますので負担増が
考えられます。
実際には、治る可能性を高めるためのがん治療には、自由診療も多くあると聞きます。
例えば、国内未承認の抗がん剤など、保険診療との併用が認められていないものです。
そうした自由診療を選択し、併用した場合は、健康保険診療分も全額自己負担になってしまうので、
かかる費用は非常に大きくなってしまうことが考えられます。
内容により大きく違ってきますので一概に言えませんが、概ね100~200万円は必要になる
ケースが多いようです。
これらのことを参考に、御自身の場合にはどこまで自己資金で対応可能かを検討し、不足分を
保険などで補うようにしてください。(御自身での判断は難しいと思われるかもしれませんが)
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