先進医療保障について
- 2012-09-23(18:43) /
- 生命保険
医療保険の見直し等、ご検討の際にお話がでてくるのが『先進医療保障』です。
最近では、CMなどでよくアピールされているので認知されてきておりますが、
以前には無かった保障です。
月々の保険料は非常に少額なのに、保障額が高いと思って入られてみえる方は多いのでは
ないでしょうか?
今回は事実をもとに先進医療についてお話をしたいと思います。
前もってお話しておきますが、先進医療保障が良い・悪いという話ではなく、
事実を知ってもらって、御自身でその必要性の是非を判断いただく材料のお話です。
まず、医療費についてですが、個人的に考えるのですが、3つに分かれていると
思います。
① 公的医療保険が適応できるもの(原則3割負担)
② 先進医療の承認を受けているもの
③ 上記以外のもの
民間の医療保険で対象となるのが、①の自己負担部分と②の技術料等、③の一部です。
先進医療保障とは、上記②のうちで公的医療保険が適応できない、おもに技術料などを保障
するものです。
平成23年6月30日時点で先進医療と承認されている技術数は、
第2項と第3項を合わせて123種類。
遡って平成19年6月30日時点から見ると、117→91→107→110→123 というように
推移しており、1年間の増減が激しいことがわかります。
ちなみに平成24年1月1日時点では132種類に増えています。
増減する理由は、実施するなかで、効果が高い治療技術と確認されれば公的医療保険適用と
なって先進医療から外れ、効果が薄いようなら廃止されるからです。
多くの方に誤解されてるのは、「先進」と銘打っているので、必ず治る最先端の治療という
イメージがついてしまって、従来の保険診療では治らないとしている向きがあることです。
本来なら、実験段階で効果が確かでないのが先進医療、健康保険で受けられる治療は
効果が確認された治療と認識しておくべきなのです。
また、その医療費についても「高額なものばかり」との誤解があるようですが、実際はそんな
ことはありません。
確かに、ガンにおける重粒子線治療や陽子線治療については、250~300万円程度と
高額ですが、それ以外は100万円を超える治療はそれほど多くありません。
実施件数もそれぞれ年間873件、1508件とガン患者数(年間170万人と推定)の
1%にも達しない実施件数です。そして、実施できる医療機関もさほど多くありません。
だから、保険料が少額で成り立つのです。
しかし、リスクマネジメントの観点から考えると起こる確率が低く、起こったときの損害額が
大きいものには ”保険 ”という手段は最適です。
以上のような事実があります。保障が必要かどうかは価値観等により人それぞれでないかと
考えます。
当たり前ですが、保険はそのリスクが起こったときには非常に有難いものですが、その起こる
確率と支払う保険料とのバランスが問題なのです。
その点を十分に吟味して、ご判断ください!!
参考資料はこちら↓
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000020gmf-att/2r98520000020gr2.pdf#search='先進医療の実績報告について'
最近では、CMなどでよくアピールされているので認知されてきておりますが、
以前には無かった保障です。
月々の保険料は非常に少額なのに、保障額が高いと思って入られてみえる方は多いのでは
ないでしょうか?
今回は事実をもとに先進医療についてお話をしたいと思います。
前もってお話しておきますが、先進医療保障が良い・悪いという話ではなく、
事実を知ってもらって、御自身でその必要性の是非を判断いただく材料のお話です。
まず、医療費についてですが、個人的に考えるのですが、3つに分かれていると
思います。
① 公的医療保険が適応できるもの(原則3割負担)
② 先進医療の承認を受けているもの
③ 上記以外のもの
民間の医療保険で対象となるのが、①の自己負担部分と②の技術料等、③の一部です。
先進医療保障とは、上記②のうちで公的医療保険が適応できない、おもに技術料などを保障
するものです。
平成23年6月30日時点で先進医療と承認されている技術数は、
第2項と第3項を合わせて123種類。
遡って平成19年6月30日時点から見ると、117→91→107→110→123 というように
推移しており、1年間の増減が激しいことがわかります。
ちなみに平成24年1月1日時点では132種類に増えています。
増減する理由は、実施するなかで、効果が高い治療技術と確認されれば公的医療保険適用と
なって先進医療から外れ、効果が薄いようなら廃止されるからです。
多くの方に誤解されてるのは、「先進」と銘打っているので、必ず治る最先端の治療という
イメージがついてしまって、従来の保険診療では治らないとしている向きがあることです。
本来なら、実験段階で効果が確かでないのが先進医療、健康保険で受けられる治療は
効果が確認された治療と認識しておくべきなのです。
また、その医療費についても「高額なものばかり」との誤解があるようですが、実際はそんな
ことはありません。
確かに、ガンにおける重粒子線治療や陽子線治療については、250~300万円程度と
高額ですが、それ以外は100万円を超える治療はそれほど多くありません。
実施件数もそれぞれ年間873件、1508件とガン患者数(年間170万人と推定)の
1%にも達しない実施件数です。そして、実施できる医療機関もさほど多くありません。
だから、保険料が少額で成り立つのです。
しかし、リスクマネジメントの観点から考えると起こる確率が低く、起こったときの損害額が
大きいものには ”保険 ”という手段は最適です。
以上のような事実があります。保障が必要かどうかは価値観等により人それぞれでないかと
考えます。
当たり前ですが、保険はそのリスクが起こったときには非常に有難いものですが、その起こる
確率と支払う保険料とのバランスが問題なのです。
その点を十分に吟味して、ご判断ください!!
参考資料はこちら↓
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000020gmf-att/2r98520000020gr2.pdf#search='先進医療の実績報告について'
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