マンションの水漏れ事故の対応は?
- 2013-02-14(19:23) /
- 損害保険
先日、マンションの区分所有者の方の火災保険加入相談に乗っている際に
「マンションの水漏れ事故」について聞かれ、詳しく調べてみると、
その内容が結構複雑で、具体的にしっかり把握しておかないと保険対応もままならない
感じでした。
今回は、その考え方と注意点をお話したいと思います。
考え方として一番重要なのは、”水漏れの発生原因”です。
それが、
・占有者(実際に居住している人で区分所有者と異なる場合があり得ます)の
責任となるもの
例:洗濯機からの水漏れ、浴槽からの水漏れ など。
・区分所有者の責任となるもの(占有者と区分所有者が違う場合)
例:占有者が責任を免れた場合は、所有者が責任を取ることになります。
所有者は、責任を免れることはできません。
・管理組合の責任となるもの
例:配管等共用部分などからの水漏れ事故など。
に分けられます。
水漏れ事故の発生原因により、責任の所在がこのように変わってきます。
水漏れ事故があった場合、階下の方などは、発生原因がわかるまでは、
一方的に階上の方などを責めないようにしてください。
つぎに発生原因が特定できたら、保険で対応できるものなのかどうかを見極める必要が
あります。(保険で対応できない場合は、自己負担になります)
損害保険の定義のなかに、”不測 ””突発 ””外来 ”の事故というものがあります。
要するに、単なる故障や腐食、経年劣化などの場合、損害保険では対応できない場合が
あります。(この点は、加入中の保険内容で確認してください)
もちろん、その場合は責任の所在者の方の加入中の保険からみていくことになります。
間違えやすいのが、
御自身加入中の火災保険で水濡れリスクが補償されているからといって、
基本的に他人の損害まで補償されるわけではありません。
あくまでも、自分の損害を補償してもらえるだけなのです。
他人の損害は、賠償責任保険での範疇ですので、特約及び、単体で加入されていないと
補償はしてもらえないのです。
最後に注意点として、分譲マンション購入の際、火災保険を検討されるときは、
・専有部分と共用部分等の正確な把握
・区分所有者の火災保険でのカバー範囲
・区分所有者の賠償責任保険の加入の必要性の有無
・管理組合等加入の保険でのカバー範囲
(この場合、火災保険だけでなく、賠償責任保険も確認)
などの確認をしっかりおこない、
いざというときに自己防衛できる範囲に、御自身で保険をかけるようにしてください!!
「マンションの水漏れ事故」について聞かれ、詳しく調べてみると、
その内容が結構複雑で、具体的にしっかり把握しておかないと保険対応もままならない
感じでした。
今回は、その考え方と注意点をお話したいと思います。
考え方として一番重要なのは、”水漏れの発生原因”です。
それが、
・占有者(実際に居住している人で区分所有者と異なる場合があり得ます)の
責任となるもの
例:洗濯機からの水漏れ、浴槽からの水漏れ など。
・区分所有者の責任となるもの(占有者と区分所有者が違う場合)
例:占有者が責任を免れた場合は、所有者が責任を取ることになります。
所有者は、責任を免れることはできません。
・管理組合の責任となるもの
例:配管等共用部分などからの水漏れ事故など。
に分けられます。
水漏れ事故の発生原因により、責任の所在がこのように変わってきます。
水漏れ事故があった場合、階下の方などは、発生原因がわかるまでは、
一方的に階上の方などを責めないようにしてください。
つぎに発生原因が特定できたら、保険で対応できるものなのかどうかを見極める必要が
あります。(保険で対応できない場合は、自己負担になります)
損害保険の定義のなかに、”不測 ””突発 ””外来 ”の事故というものがあります。
要するに、単なる故障や腐食、経年劣化などの場合、損害保険では対応できない場合が
あります。(この点は、加入中の保険内容で確認してください)
もちろん、その場合は責任の所在者の方の加入中の保険からみていくことになります。
間違えやすいのが、
御自身加入中の火災保険で水濡れリスクが補償されているからといって、
基本的に他人の損害まで補償されるわけではありません。
あくまでも、自分の損害を補償してもらえるだけなのです。
他人の損害は、賠償責任保険での範疇ですので、特約及び、単体で加入されていないと
補償はしてもらえないのです。
最後に注意点として、分譲マンション購入の際、火災保険を検討されるときは、
・専有部分と共用部分等の正確な把握
・区分所有者の火災保険でのカバー範囲
・区分所有者の賠償責任保険の加入の必要性の有無
・管理組合等加入の保険でのカバー範囲
(この場合、火災保険だけでなく、賠償責任保険も確認)
などの確認をしっかりおこない、
いざというときに自己防衛できる範囲に、御自身で保険をかけるようにしてください!!
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