貯蓄する際の金融商品・制度選びのツボ!!
- 2013-09-17(18:39) /
- 未分類
皆様、貯蓄する金融商品・制度を選ぶ際に、何を基準に決められてみえますでしょうか?
金利の高低ばかりを気にされてみえませんか?
今回は、貯蓄する金融商品・制度を選ぶ際のツボをひとつお話しようと思います。
そのツボとは、
金利だけでなく、所得・税額控除や非課税などの税制メリットまでを含めた
実質の貯蓄率で考えるということです。
通常、貯蓄する場合は、所得税・住民税が差し引かれた後の資金で運用します。
そしてさらに、運用益に対しては、20%の源泉分離課税がなされます。
仮に、所得税・住民税差引前に1万円あったとすると、
運用原資は、9,000円(所得税・住民税合わせて10%とすると)となり、
さらに年利0.25%で運用できたとしても、利子22.5円に20%源泉分離課税され、
18円となり、元利合計9,018円となってしまいます。
当初の1万円からすると、実質マイナスです。
しかしこれが、確定拠出年金(個人版・マッチング拠出)で
運用すると、
全額所得控除の対象となり、1万円そのまま運用に回せて、さらに
利子は非課税となります。
(最終的に、退職所得同様の税制優遇が受けられたとして)
運用利回りがいくら低くても、当初の1万円がマイナスになることはほとんどないでしょう。
(運用先が悪く、損失が出た場合は別ですが)
このように貯蓄する金融商品・制度を選ぶ際は、金利の高低だけでなく、
税制メリットまでを含めた実質貯蓄率で考えることが重要です。
現在、NISA(少額投資非課税制度)がCMなどで盛んに叫ばれていますが、
これは、上記で述べた税制メリットのうちの運用益に対する課税のみが非課税であるだけで、
運用資金については、所得控除の対象とはなりません。
優先順位として、最初にくるものではないと考えます。
まずは、入口と出口、両方の税制メリットのある制度の活用から
考えるといいでしょう。
金利の高低ばかりを気にされてみえませんか?
今回は、貯蓄する金融商品・制度を選ぶ際のツボをひとつお話しようと思います。
そのツボとは、
金利だけでなく、所得・税額控除や非課税などの税制メリットまでを含めた
実質の貯蓄率で考えるということです。
通常、貯蓄する場合は、所得税・住民税が差し引かれた後の資金で運用します。
そしてさらに、運用益に対しては、20%の源泉分離課税がなされます。
仮に、所得税・住民税差引前に1万円あったとすると、
運用原資は、9,000円(所得税・住民税合わせて10%とすると)となり、
さらに年利0.25%で運用できたとしても、利子22.5円に20%源泉分離課税され、
18円となり、元利合計9,018円となってしまいます。
当初の1万円からすると、実質マイナスです。
しかしこれが、確定拠出年金(個人版・マッチング拠出)で
運用すると、
全額所得控除の対象となり、1万円そのまま運用に回せて、さらに
利子は非課税となります。
(最終的に、退職所得同様の税制優遇が受けられたとして)
運用利回りがいくら低くても、当初の1万円がマイナスになることはほとんどないでしょう。
(運用先が悪く、損失が出た場合は別ですが)
このように貯蓄する金融商品・制度を選ぶ際は、金利の高低だけでなく、
税制メリットまでを含めた実質貯蓄率で考えることが重要です。
現在、NISA(少額投資非課税制度)がCMなどで盛んに叫ばれていますが、
これは、上記で述べた税制メリットのうちの運用益に対する課税のみが非課税であるだけで、
運用資金については、所得控除の対象とはなりません。
優先順位として、最初にくるものではないと考えます。
まずは、入口と出口、両方の税制メリットのある制度の活用から
考えるといいでしょう。
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