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ゆうちょ銀行が住宅ローンなど参入へ認可申請
- 2012-09-08(18:26) /
- 住宅ローン
日本郵政傘下のゆうちょ銀行は9月3日、金融庁長官と総務相に対し、
新たに住宅ローンや企業向け貸し出しなどの融資事業を始めたいと申請した。
認められれば、来年4月の事業開始を目指すとの新聞報道がありました。
詳しい日経新聞記事はこちら↓
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0302M_T00C12A9EE8000/
これまでもゆうちょ銀行は、2008年からスルガ銀行の住宅ローンを取り扱ってきましたが、
今回の申請が通れば、直接自社の住宅ローンを販売することになります。
資金の7割以上を国債で運用する現行のビジネスモデルでは利ざやが小さく、金利変動リスクも
大きいとみており、本体による融資参入を準備してきたとのこと。
当然、民間金融機関は「金融2社に政府出資が残る限り、公正な競争条件が確保されない」
「民業圧迫」として反発しているが、
政府の郵政民営化委員会(委員長=西室泰三・東芝相談役)は、ゆうちょ銀行の申請を認める
方向で、金融庁長官と総務相は委員会の審査結果を尊重する見通し。
そのためかどうかわかりませんが、
検討されている具体案のなかに民間金融機関を補完するとして年収400万円以下の
人への融資を一つの基準とし、50年にわたる超長期ローンも請け負うとしていて、
住宅購入を促進できれば経済にも貢献できるという話まで出てきています。
詳しくはこちら、週間ダイヤモンド記事↓
http://diamond.jp/articles/-/20928
個人的には、これまでのゆうちょ銀行・かんぽ生命2社の金融商品販売の現状をみていると、
非常に心配である。
民間が手を出さないということは、それだけ貸し倒れのリスクが高い案件だということであり、
その精緻な審査ができるだけのノウハウを、ゆうちょ銀行が持っているとはとても思えません。
最悪、「(日本版)サブプライムローン問題」を起こしかねません。
アメリカのようなノンリコースローンとは違い、日本の住宅ローンは
リコースローンです。責任の重さがまったく違います。
ノンリコースローンとリコースローンの違いについてはこちら↓
http://the-four-seasons.net/recourse.html
申請を認めるのであれば、目先の利益の追求ではなく、セーフティネットを十分に考慮した上での
運営ができるようにしてほしいものです。
それには、まだまだ組織やノウハウが未熟なのでは・・・。
新たに住宅ローンや企業向け貸し出しなどの融資事業を始めたいと申請した。
認められれば、来年4月の事業開始を目指すとの新聞報道がありました。
詳しい日経新聞記事はこちら↓
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0302M_T00C12A9EE8000/
これまでもゆうちょ銀行は、2008年からスルガ銀行の住宅ローンを取り扱ってきましたが、
今回の申請が通れば、直接自社の住宅ローンを販売することになります。
資金の7割以上を国債で運用する現行のビジネスモデルでは利ざやが小さく、金利変動リスクも
大きいとみており、本体による融資参入を準備してきたとのこと。
当然、民間金融機関は「金融2社に政府出資が残る限り、公正な競争条件が確保されない」
「民業圧迫」として反発しているが、
政府の郵政民営化委員会(委員長=西室泰三・東芝相談役)は、ゆうちょ銀行の申請を認める
方向で、金融庁長官と総務相は委員会の審査結果を尊重する見通し。
そのためかどうかわかりませんが、
検討されている具体案のなかに民間金融機関を補完するとして年収400万円以下の
人への融資を一つの基準とし、50年にわたる超長期ローンも請け負うとしていて、
住宅購入を促進できれば経済にも貢献できるという話まで出てきています。
詳しくはこちら、週間ダイヤモンド記事↓
http://diamond.jp/articles/-/20928
個人的には、これまでのゆうちょ銀行・かんぽ生命2社の金融商品販売の現状をみていると、
非常に心配である。
民間が手を出さないということは、それだけ貸し倒れのリスクが高い案件だということであり、
その精緻な審査ができるだけのノウハウを、ゆうちょ銀行が持っているとはとても思えません。
最悪、「(日本版)サブプライムローン問題」を起こしかねません。
アメリカのようなノンリコースローンとは違い、日本の住宅ローンは
リコースローンです。責任の重さがまったく違います。
ノンリコースローンとリコースローンの違いについてはこちら↓
http://the-four-seasons.net/recourse.html
申請を認めるのであれば、目先の利益の追求ではなく、セーフティネットを十分に考慮した上での
運営ができるようにしてほしいものです。
それには、まだまだ組織やノウハウが未熟なのでは・・・。
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