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保険と共済の違いについて
- 2012-11-04(18:23) /
- 生命保険
保険診断をおこなっていますと、民間の生命保険に加入されてみえる方やJAなどの共済に
加入されてみえる方など、さまざまな方がおみえになります。
しかし皆様、明確にはこの2つの違いはご存知ないようです。
使い分けて加入されてみえるというよりは、勧められるままに加入されたというのが
実情ではないでしょうか。
特に、共済に加入されてみえる方は「なんとなく言われるままに」という傾向が強いように
感じます。
今回はこの保険と共済の共通点、違い、特徴などについてお話したいと思います。
共通点としては、どちらも保障(補償)機能という点では変わりません。
多数の人がお金を負担し合い、病気やケガ、偶然の事故などにあった人に、一定のお金を
給付する相互扶助の仕組みは同じです。
違いについては、
① 販売元: (保険)生命保険会社や損害保険会社
(共済)全国農業共同組合連合会(JA)
COOP共済の日本生活協同組合連合会
全国労働者共済生活共同組合連合会(全労済)
都道府県民共済の全国生活協同組合連合会
地方自治体や労働組合、学校などが運営する共済 など。
② 監督官庁:(保険)金融庁
(共済)統一ではありません。
JA共済は農林水産省、
全労済・都道府県民共済・COOP共済は厚生労働省
また、共済は、根拠法に基づいて運営されていますが、
これまで根拠法のない無認可共済が数多くありました。
しかし、平成18年4月の保険業法改正により、
「少額短期保険業制度」が導入され、多くの無認可共済が、
少額短期保険業者として引き続き業務を行うか
(金融庁監督の下、保険業法の規制を受ける)、
あるいは契約を移転するなどして廃業するかといった対応を
しなければならなくなりました。
平成20年4月以降は、無認可共済による新規募集は
できなくなっています。
(備考)共済は、商法の規制を受けてきませんでしたが、平成22年施行の保険法の
適用で受けるようになりました。
③ 加入者: (保険)生命保険会社・損害保険会社は営利目的の会社組織であり、
不特定多数を対象に保険募集できる。
(共済)非営利団体で、特定の組合員やその家族などが主な対象。
④ セーフティネット:
(保険)生命保険には「生命保険契約者保護機構」、
損害保険には「損害保険契約者保護機構」があり、
生損保会社が万一破綻などした場合、一定の割合で保険契約が
補償されます。
(共済) セーフティネットはありません。
特徴としては、
保険は、保障(補償)内容を個人にあわせてカスタマイズすることができ、それにあわせて
保険料に違いが生じます。
また、保険料は様々な支払手段や支払方法ができますので都合のいいものを選択できます。
共済は、保障(補償)内容については、基本的にパターンが決まっておりカスタマイズ性は
乏しい。共済金や共済掛金の設定も画一的です。
しかし、1年毎に精算があり、割戻金がある場合が多い。
どちらがいいということは一概には言えませんが、傾向として、
共済は、保障(補償)額が少なめで、さらに将来的に保障(補償)額が低くなることが多い
ため保険をメイン、共済を上乗せとしての使い分けがベターだと思われます。
20代の単身者などは、貯蓄を重視して当面の保障(補償)のため共済だけでも
構わず、結婚などを機に保険に切り替えるのもいいでしょう。
このように保険と共済の違いを把握して、それぞれの特徴をいかした加入が理想的です。
御自身のライフステージや状況、条件による比較検討をしてください!!
加入されてみえる方など、さまざまな方がおみえになります。
しかし皆様、明確にはこの2つの違いはご存知ないようです。
使い分けて加入されてみえるというよりは、勧められるままに加入されたというのが
実情ではないでしょうか。
特に、共済に加入されてみえる方は「なんとなく言われるままに」という傾向が強いように
感じます。
今回はこの保険と共済の共通点、違い、特徴などについてお話したいと思います。
共通点としては、どちらも保障(補償)機能という点では変わりません。
多数の人がお金を負担し合い、病気やケガ、偶然の事故などにあった人に、一定のお金を
給付する相互扶助の仕組みは同じです。
違いについては、
① 販売元: (保険)生命保険会社や損害保険会社
(共済)全国農業共同組合連合会(JA)
COOP共済の日本生活協同組合連合会
全国労働者共済生活共同組合連合会(全労済)
都道府県民共済の全国生活協同組合連合会
地方自治体や労働組合、学校などが運営する共済 など。
② 監督官庁:(保険)金融庁
(共済)統一ではありません。
JA共済は農林水産省、
全労済・都道府県民共済・COOP共済は厚生労働省
また、共済は、根拠法に基づいて運営されていますが、
これまで根拠法のない無認可共済が数多くありました。
しかし、平成18年4月の保険業法改正により、
「少額短期保険業制度」が導入され、多くの無認可共済が、
少額短期保険業者として引き続き業務を行うか
(金融庁監督の下、保険業法の規制を受ける)、
あるいは契約を移転するなどして廃業するかといった対応を
しなければならなくなりました。
平成20年4月以降は、無認可共済による新規募集は
できなくなっています。
(備考)共済は、商法の規制を受けてきませんでしたが、平成22年施行の保険法の
適用で受けるようになりました。
③ 加入者: (保険)生命保険会社・損害保険会社は営利目的の会社組織であり、
不特定多数を対象に保険募集できる。
(共済)非営利団体で、特定の組合員やその家族などが主な対象。
④ セーフティネット:
(保険)生命保険には「生命保険契約者保護機構」、
損害保険には「損害保険契約者保護機構」があり、
生損保会社が万一破綻などした場合、一定の割合で保険契約が
補償されます。
(共済) セーフティネットはありません。
特徴としては、
保険は、保障(補償)内容を個人にあわせてカスタマイズすることができ、それにあわせて
保険料に違いが生じます。
また、保険料は様々な支払手段や支払方法ができますので都合のいいものを選択できます。
共済は、保障(補償)内容については、基本的にパターンが決まっておりカスタマイズ性は
乏しい。共済金や共済掛金の設定も画一的です。
しかし、1年毎に精算があり、割戻金がある場合が多い。
どちらがいいということは一概には言えませんが、傾向として、
共済は、保障(補償)額が少なめで、さらに将来的に保障(補償)額が低くなることが多い
ため保険をメイン、共済を上乗せとしての使い分けがベターだと思われます。
20代の単身者などは、貯蓄を重視して当面の保障(補償)のため共済だけでも
構わず、結婚などを機に保険に切り替えるのもいいでしょう。
このように保険と共済の違いを把握して、それぞれの特徴をいかした加入が理想的です。
御自身のライフステージや状況、条件による比較検討をしてください!!
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