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変動金利型住宅ローンの未払利息とは?

現在、実質適用金利が1%を切っている変動金利型住宅ローンに申し込みが

集まっております。

先日もお伝えしましたが、その割合は、住宅ローンを組まれる方の5~6割を占めます。

そんななかで今回は、変動金利型住宅ローンの未払利息というものに

ついてお話したいと思います。

変動金利型住宅ローンの金利は、半年ごと(おもに4、10月)に金利が見直されます

しかし5年ルール*があるため、金利が上昇しても5年間は返済額は

変わりません。

現在の返済額の元本返済分と利息分の配分調整によって対応します。

そして、5年後に返済額自体を引き上げます。その時にまた、ルールがあるのですが、

先回の返済額の125%までしか返済額を上げることができません。

これが、”125%ルール* ”とか、”1.25倍ルール* ”といわれるものです。

ここでひとつ疑問が浮かびませんか?

それは、住宅ローンの実質適用金利が史上最低である現在、もう金利が下がる余地は

それほど残されておりません。

ということは、金利は上昇していくばかりということも想定されるわけです。

すると、先ほどの2つのルールに乗って考えると、最悪、調整しきれない利息が

発生することがあるわけです。

これが、変動金利型住宅ローンの未払利息というものですが、

そうなった場合にどうなるか?ということです。

結論からいいますと、最終完済時点での元本残債分及び、未払利息分の一括返済、

良くても返済延長(団体信用生命保険に加入できれば)でしょう。

しかし、よくよく考えますと、未払利息が発生するということは、元本自体ほとんど減って

いないということです。返済延長では、実際乗り切れないでしょう。

そうなると、家を手放すということになってしまうのではないでしょうか。

今回お伝えしたいのは、変動金利型住宅ローンには、最悪、このリスクが存在していると

いうことです。

決して皆様の恐怖心を煽っているわけではありませんので、

誤解のないようにお願い申し上げます。

安心していただくためにお話しますと、金融機関の方にお聞きしたら、

過去にこのような事態が発生したことはないので、実際に発生したときの対応も

わからないというのが本音のようです。

しかし、だからといって、変動金利型で無理な返済計画はしないようにしてください!!


詳しくは、以前のブログ記事で紹介しております。下記参照↓
          http://riplabo.blog.fc2.com/blog-entry-128.html


* 注意!!
金融機関によっては、”5年ルール ”や ”125%もしくは、1.25倍ルール ”の
適用のない変動金利型住宅ローンがありますので、必ずご確認ください。





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変動金利
未払利息

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