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為替レートはどのくらいが適正なの?
- 2013-01-23(19:43) /
- 未分類
本日(1/23)、日銀は1/22.23両日の金融政策決定会合の結果を受けて、
・消費者物価の前年比上昇率で2%とする「物価安定の目標」の導入
・資産買入等の基金について「期限を定めない資産買入れ方式」を導入
を政府とともに共同声明を公表しました。
詳しくは、下記参照↓
http://www.boj.or.jp/announcements/release_2013/k130122a.pdf
内容的には、ほぼ事前に把握されてたものと同じですが、
これにより、ますます金融緩和が計られることになります。
では、円安はどこまで進めば適性なのでしょうか?
経済の専門家でも意見が分かれるところで、
90円程度、90~95円、95~100円とさまざまです。
今回は、為替レートにおいてひとつの指標となる実質実効為替レートについて
お話したいと思います。
通常、話に出てくる為替レートといえば、1ドル=88.53円(1/23 12:59時点)と
アメリカ通貨のドルに対して円がいくらというものです。
これは、対1国に対するものです。
しかし、これでは円を総合的にみて、高いのか、安いのかの判断ができないという
経済の専門家が多くみえます。
そこで出てくるのが、『実質実効為替レート』というものです。
難しい説明は抜きにして、ざっくりいうと、
各国の物価変動や複数の通貨との相対的な関係などを考慮して割り出したものです。
下記は、名目と実質の為替レートの推移を著わした図です。
(クリックして、別窓で大きくしてみてください)

これをみると、現在の為替水準は、名目ではかなり円高ですが、
実質でみると2005年当時とそれほど変わらないことがわかります。
リーマンショック直前に比べれば円高ですが、1990年からの推移全体でみると、
現在の水準は、実質では平均的、もしくは若干円安であると思えます。
(決して円高ではない)
結論的には、景気的な適正為替レートは、いくつが適正かは立場によるのではないか
と思います。(政府、日銀、各省庁、輸出産業、輸入産業など)
また、その時どきの状況次第で変わるため、結果論でしか、わからないものかもしれません。
しかし、円の実質的な価値については、若干低いくらいであると思われます。
あくまでも個人的な見解です。取り扱いにはご注意ください!!
・消費者物価の前年比上昇率で2%とする「物価安定の目標」の導入
・資産買入等の基金について「期限を定めない資産買入れ方式」を導入
を政府とともに共同声明を公表しました。
詳しくは、下記参照↓
http://www.boj.or.jp/announcements/release_2013/k130122a.pdf
内容的には、ほぼ事前に把握されてたものと同じですが、
これにより、ますます金融緩和が計られることになります。
では、円安はどこまで進めば適性なのでしょうか?
経済の専門家でも意見が分かれるところで、
90円程度、90~95円、95~100円とさまざまです。
今回は、為替レートにおいてひとつの指標となる実質実効為替レートについて
お話したいと思います。
通常、話に出てくる為替レートといえば、1ドル=88.53円(1/23 12:59時点)と
アメリカ通貨のドルに対して円がいくらというものです。
これは、対1国に対するものです。
しかし、これでは円を総合的にみて、高いのか、安いのかの判断ができないという
経済の専門家が多くみえます。
そこで出てくるのが、『実質実効為替レート』というものです。
難しい説明は抜きにして、ざっくりいうと、
各国の物価変動や複数の通貨との相対的な関係などを考慮して割り出したものです。
下記は、名目と実質の為替レートの推移を著わした図です。
(クリックして、別窓で大きくしてみてください)

これをみると、現在の為替水準は、名目ではかなり円高ですが、
実質でみると2005年当時とそれほど変わらないことがわかります。
リーマンショック直前に比べれば円高ですが、1990年からの推移全体でみると、
現在の水準は、実質では平均的、もしくは若干円安であると思えます。
(決して円高ではない)
結論的には、景気的な適正為替レートは、いくつが適正かは立場によるのではないか
と思います。(政府、日銀、各省庁、輸出産業、輸入産業など)
また、その時どきの状況次第で変わるため、結果論でしか、わからないものかもしれません。
しかし、円の実質的な価値については、若干低いくらいであると思われます。
あくまでも個人的な見解です。取り扱いにはご注意ください!!
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