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物価上昇率目標2%は本当に達成できるの?
- 2013-02-07(18:25) /
- FPのつぶやき
昨日(2/6)、一時1ドル94円台をつけたり、日経平均株価が1万1400円台と
2008年のリーマン・ショック後の最高値を上回って推移しています。
最近の円安・株高の動きは、本当に急激すぎるように思います。
その割には、債券市場での長期国債利回りはそれほど上昇しておりません。
(2/6現在、10年物国債利回り0.77%)
これは、何を意味しているのでしょうか?
ある専門家によると、
『株高も円安も、日本の消費者物価が将来上がるから、それによる名目売上高の増加を
見込んで、株価の名目値が上がったわけではないし、円安も期待インフレ率の上昇で、
インフレ率込みの日米の債券投資利回りの裁定が働いて起きたものでもない』
との見解があり、円安・株高のおもな要因は、
『金融資産市場の本質である期待の自己実現によるものである』とのこと。
(株もドルも値があがると見込んで皆が買いに入り、その通りとなったということ)
しかも買っているのは、外国人投資家が主であるため、債券市場においては、値崩れせずに
金利が平準化しているとの話で現状を分析されております。
その考えを支持すると、インフレは起きにくいように思います。
金融資産市場と違い、財市場においては、期待の自己実現というものはないと
思えるからです。
財市場においては、購買意欲を確実に高める必要があります。
そのためには、期待ではなく、成果が出なければなりません。
この場合の成果とは、所得が増える実感であったり、将来への安心感であります。
その意味では、まだ何も成果はでていません。
成果が出せないことへの失望感が出てくる前に成果が出ないと
期待自体もなくなってしまいます。
具体的な成長戦略や規制緩和など、成果が伴う政策を早くお願いしたいものです。
そうでなければ、
今回は劇薬を使ったのですから、副作用が怖いことになってしまいます・・・((+_+))。
2008年のリーマン・ショック後の最高値を上回って推移しています。
最近の円安・株高の動きは、本当に急激すぎるように思います。
その割には、債券市場での長期国債利回りはそれほど上昇しておりません。
(2/6現在、10年物国債利回り0.77%)
これは、何を意味しているのでしょうか?
ある専門家によると、
『株高も円安も、日本の消費者物価が将来上がるから、それによる名目売上高の増加を
見込んで、株価の名目値が上がったわけではないし、円安も期待インフレ率の上昇で、
インフレ率込みの日米の債券投資利回りの裁定が働いて起きたものでもない』
との見解があり、円安・株高のおもな要因は、
『金融資産市場の本質である期待の自己実現によるものである』とのこと。
(株もドルも値があがると見込んで皆が買いに入り、その通りとなったということ)
しかも買っているのは、外国人投資家が主であるため、債券市場においては、値崩れせずに
金利が平準化しているとの話で現状を分析されております。
その考えを支持すると、インフレは起きにくいように思います。
金融資産市場と違い、財市場においては、期待の自己実現というものはないと
思えるからです。
財市場においては、購買意欲を確実に高める必要があります。
そのためには、期待ではなく、成果が出なければなりません。
この場合の成果とは、所得が増える実感であったり、将来への安心感であります。
その意味では、まだ何も成果はでていません。
成果が出せないことへの失望感が出てくる前に成果が出ないと
期待自体もなくなってしまいます。
具体的な成長戦略や規制緩和など、成果が伴う政策を早くお願いしたいものです。
そうでなければ、
今回は劇薬を使ったのですから、副作用が怖いことになってしまいます・・・((+_+))。
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