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住宅ローン返済額の元金返済分と利息返済分の割合は?
- 2013-07-05(18:33) /
- 住宅ローン
皆様、住宅ローンの返済額の内訳は、
元金返済分と利息返済分に分かれていることは、ご存知のことと思います。
(え、知らなかった。そういう方はぜひ、お読みください!)
具体的に、お話しましょう。
(今回は、元利均等返済を主に、お話させていただきます)
例えば、借入金 2,500万円、借入期間 35年、金利0.875%、
元利均等返済、ボーナス返済なし
とすると、月々の返済額は、69,124円となります。
(月々の返済額は、厳密には、金利のかかり方などにより異なる場合もあります)
この月々の返済額69,124円の内訳は、返済1回目では、
元金返済分 50,895円 と 利息返済分 18,229円 となります。
比率にすると、元金返済分 73.63%、利息返済分 26.37% です。
借入額 2,500万円から減ったのは、元金返済分の50,895円だけなのです。
元利均等返済とは、この元金返済分の比率が返済回数を追うごとに増えていく仕組みに
なっています。
(もうひとつの元金均等返済は、元金返済分が毎回一定金額となる返済方法です)
では、比較の話題にのぼることが多い、変動金利と固定金利選択型10年のケースで、
その比率の推移を比較してみましょう。
(前提条件)(変動金利) 上記と同じで、
借入金 2,500万円、借入期間 35年、金利0.875%、
元利均等返済、ボーナス返済なし
(固定金利選択型10年)
借入金 2,500万円、借入期間 35年、金利1.8%、
元利均等返済、ボーナス返済なし
(変動金利)
元金返済分 利息返済分
返済 1回目 73.63% 26.37%
返済 60回目 76.86% 23.14%
返済120回目 80.30% 19.70%
返済240回目 87.64% 12.36%
返済360回目 95.65% 4.35%
(固定金利選択型10年)
元金返済分 利息返済分
返済 1回目 53.29% 46.71%
返済 60回目 58.21% 41.79%
返済120回目 63.69% 36.31%
返済240回目 76.24% 23.76%
返済360回目 91.26% 8.74%
*どちらの金利タイプも、当初金利が一定のままとして算出してあります。
どうでしょうか?当初10年間でみると、
金利タイプによって、予想以上に比率に開きがあるのではないでしょうか?
要は、それだけ変動金利タイプのほうが、早く返済が進み、
同経過時期での住宅ローン残債が少なくなります。
これが、変動金利タイプで住宅ローンを組む大きなメリットです。
よく比較の際に、金利の高低のみを話される方がみえますが、
この残債の減り方も考慮に入れた上で、同等金利を算出しなければいけません。
最近、将来の金利上昇懸念から、変動金利 ⇒ 長期固定金利 へのシフトが
起こっていますが、今回の件と今後のライフサイクル等を考えると、
一概に、長期固定金利が必ずしもいいとはいえません。
やはり、個別に判断する必要があります。
世の中の安易な流れにまかせて、間違った選択をされないようにしてください!!
元金返済分と利息返済分に分かれていることは、ご存知のことと思います。
(え、知らなかった。そういう方はぜひ、お読みください!)
具体的に、お話しましょう。
(今回は、元利均等返済を主に、お話させていただきます)
例えば、借入金 2,500万円、借入期間 35年、金利0.875%、
元利均等返済、ボーナス返済なし
とすると、月々の返済額は、69,124円となります。
(月々の返済額は、厳密には、金利のかかり方などにより異なる場合もあります)
この月々の返済額69,124円の内訳は、返済1回目では、
元金返済分 50,895円 と 利息返済分 18,229円 となります。
比率にすると、元金返済分 73.63%、利息返済分 26.37% です。
借入額 2,500万円から減ったのは、元金返済分の50,895円だけなのです。
元利均等返済とは、この元金返済分の比率が返済回数を追うごとに増えていく仕組みに
なっています。
(もうひとつの元金均等返済は、元金返済分が毎回一定金額となる返済方法です)
では、比較の話題にのぼることが多い、変動金利と固定金利選択型10年のケースで、
その比率の推移を比較してみましょう。
(前提条件)(変動金利) 上記と同じで、
借入金 2,500万円、借入期間 35年、金利0.875%、
元利均等返済、ボーナス返済なし
(固定金利選択型10年)
借入金 2,500万円、借入期間 35年、金利1.8%、
元利均等返済、ボーナス返済なし
(変動金利)
元金返済分 利息返済分
返済 1回目 73.63% 26.37%
返済 60回目 76.86% 23.14%
返済120回目 80.30% 19.70%
返済240回目 87.64% 12.36%
返済360回目 95.65% 4.35%
(固定金利選択型10年)
元金返済分 利息返済分
返済 1回目 53.29% 46.71%
返済 60回目 58.21% 41.79%
返済120回目 63.69% 36.31%
返済240回目 76.24% 23.76%
返済360回目 91.26% 8.74%
*どちらの金利タイプも、当初金利が一定のままとして算出してあります。
どうでしょうか?当初10年間でみると、
金利タイプによって、予想以上に比率に開きがあるのではないでしょうか?
要は、それだけ変動金利タイプのほうが、早く返済が進み、
同経過時期での住宅ローン残債が少なくなります。
これが、変動金利タイプで住宅ローンを組む大きなメリットです。
よく比較の際に、金利の高低のみを話される方がみえますが、
この残債の減り方も考慮に入れた上で、同等金利を算出しなければいけません。
最近、将来の金利上昇懸念から、変動金利 ⇒ 長期固定金利 へのシフトが
起こっていますが、今回の件と今後のライフサイクル等を考えると、
一概に、長期固定金利が必ずしもいいとはいえません。
やはり、個別に判断する必要があります。
世の中の安易な流れにまかせて、間違った選択をされないようにしてください!!
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