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銀行の経営指標の一つである 「 預貸率 」 とは?
- 2013-08-22(18:45) /
- 未分類
銀行の経営指標の一つとして扱われる「 預貸率 」というものがあります。
これは、預金に対する貸出の割合を%(パーセンテージ)で示したもので、
銀行が集めた預金のどれだけが融資(貸し出し)に回っているか現しております。
日本においては、1990年代のバブル崩壊によって、この「預貸率」はどんどん下がり、
2003年には、ついに100%を割り込みました。
そして、それ以降も100%を大きく割り込んだ形で推移しております。
預貸率の低さは、景気にも負の影響を及ぼしており、
銀行の預貸率の低下が企業活動を圧迫して、長期の景気低迷につながった
一つの要因とされています。
では、現在の「預貸率」はどうなっているのかといいますと、
都銀・地銀の預貸率は6月に67.4%まで下がり、過去最低を更新しました。
また、資金需給の繁閑を的確に映し出す貸出金利(約定平均・総合)も
現在約1.15%とこちらも過去最低を更新中です。
これでは、日銀がいくら金融緩和をしても、融資支援制度を活用した低金利での
無理をした貸し出しを増やしているだけで、預金残高の伸び以上に
貸出残高を増やすことはできていないということではないでしょうか。
アベノミクスの効果は、ある指標では出てきているといわれておりますが、
肝心な指標には、まだ現れていないように思います。
アベノミクスの真価を問うのは、もう少し先になるのではないでしょうか。
これは、預金に対する貸出の割合を%(パーセンテージ)で示したもので、
銀行が集めた預金のどれだけが融資(貸し出し)に回っているか現しております。
日本においては、1990年代のバブル崩壊によって、この「預貸率」はどんどん下がり、
2003年には、ついに100%を割り込みました。
そして、それ以降も100%を大きく割り込んだ形で推移しております。
預貸率の低さは、景気にも負の影響を及ぼしており、
銀行の預貸率の低下が企業活動を圧迫して、長期の景気低迷につながった
一つの要因とされています。
では、現在の「預貸率」はどうなっているのかといいますと、
都銀・地銀の預貸率は6月に67.4%まで下がり、過去最低を更新しました。
また、資金需給の繁閑を的確に映し出す貸出金利(約定平均・総合)も
現在約1.15%とこちらも過去最低を更新中です。
これでは、日銀がいくら金融緩和をしても、融資支援制度を活用した低金利での
無理をした貸し出しを増やしているだけで、預金残高の伸び以上に
貸出残高を増やすことはできていないということではないでしょうか。
アベノミクスの効果は、ある指標では出てきているといわれておりますが、
肝心な指標には、まだ現れていないように思います。
アベノミクスの真価を問うのは、もう少し先になるのではないでしょうか。
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