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「物価安定の目標」2%、「日本再興戦略目標」GDPデフレーター1%、その差はなぜ?
- 2013-09-21(18:41) /
- FPのつぶやき
皆様のなかに、こんな素朴な疑問を持たれた方はみえないでしょうか?
それは、
日本銀行が掲げる「物価安定の目標」は、消費者物価(コアCPI)で前年比2%、
これに対して、安倍政権が掲げる「日本再興戦略」では、
「10年間の平均で名目GDP成長率3%、実質GDP成長率2%」となっていて、
その差は1%です。
これは、GDPデフレーターの目標が1%であることを示しておりますが、
なぜ、この2つのインフレ目標の間に1%の開きがあるのか
という疑問です。
私は、正直「名目GDP成長率4%の間違いじゃないの?」と思っておりましたが、
どうもそうではないようです。
過去に、CPI前年比が約2%だったことが2回あって、
それは、83~85年度(コアCPI前年比1.9%)と91~93年度(同2.0%)です。
この時のGDPデフレーターの前年比は、それぞれ1.3%と1.4%でしたので、
乖離はいずれも0.6%ですが、
2000年以降の平均をとると、コアCPIの前年比は▲0.3%であるのに対して、
GDPデフレーターの前年比は▲1.3%と、乖離はちょうど1%になるそうです。
ですので、上記の差が1%となっているようです。
これは、もともと物価指標であるCPIとGDPデフレーターの示す意味の違いに
あるようです。難しい説明は省略しますが、CPIと違い、
GDPデフレーターは、名目GDPを実質化する際の物価指標なので、
民間消費だけでなく設備投資、住宅投資、政府消費、政府投資、純輸出といった
需要項目のそれぞれのデフレーターをミックスしたものです。
(そのうち特に、純輸出のデフレーターがくせ者のようです)
この違いが、1%の違いとなって表れているようです。
まだまだ勉強不足のようで、未熟さを痛感しました・・・。((+_+))
それは、
日本銀行が掲げる「物価安定の目標」は、消費者物価(コアCPI)で前年比2%、
これに対して、安倍政権が掲げる「日本再興戦略」では、
「10年間の平均で名目GDP成長率3%、実質GDP成長率2%」となっていて、
その差は1%です。
これは、GDPデフレーターの目標が1%であることを示しておりますが、
なぜ、この2つのインフレ目標の間に1%の開きがあるのか
という疑問です。
私は、正直「名目GDP成長率4%の間違いじゃないの?」と思っておりましたが、
どうもそうではないようです。
過去に、CPI前年比が約2%だったことが2回あって、
それは、83~85年度(コアCPI前年比1.9%)と91~93年度(同2.0%)です。
この時のGDPデフレーターの前年比は、それぞれ1.3%と1.4%でしたので、
乖離はいずれも0.6%ですが、
2000年以降の平均をとると、コアCPIの前年比は▲0.3%であるのに対して、
GDPデフレーターの前年比は▲1.3%と、乖離はちょうど1%になるそうです。
ですので、上記の差が1%となっているようです。
これは、もともと物価指標であるCPIとGDPデフレーターの示す意味の違いに
あるようです。難しい説明は省略しますが、CPIと違い、
GDPデフレーターは、名目GDPを実質化する際の物価指標なので、
民間消費だけでなく設備投資、住宅投資、政府消費、政府投資、純輸出といった
需要項目のそれぞれのデフレーターをミックスしたものです。
(そのうち特に、純輸出のデフレーターがくせ者のようです)
この違いが、1%の違いとなって表れているようです。
まだまだ勉強不足のようで、未熟さを痛感しました・・・。((+_+))
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