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生命保険における「保険効果」と「解約効果」
- 2014-08-25(18:50) /
- 生命保険
日本FP協会のFPジャーナルの誌上講座に
生命保険の「保険効果」と「解約効果」について掲載されておりました。
生命保険を比較されるうえでの参考になるかと思いますので、ご紹介したいと思います。
「保険効果」とは、既に支払った保険料の総額に対する受け取れる保険金の
割合のこと。
例えば、契約年齢 30歳、払込満了年齢 60歳、保険期間 30年、
保険金額 1,000万円で、月払保険料 3,000円とした場合、
保険効果は、当初約3,333倍(1,000万円÷3,000円)から
経過期間によって急激に下がっていきます。
要は、同じ保険金額なら保険料の安いほうが「保険効果」は高いということです。
「解約効果」とは、既に支払った保険料の総額に対する解約返戻金の割合のこと。
保険契約の金銭的価値(時価)を表します。
例えば、契約年齢 30歳、払込満了年齢 60歳、保険期間 終身、
保険金額 1,000万円で、月払保険料 20,000円とした場合、
解約効果は、当初は0~20%程度から経過期間によって上がっていき、
保険料払込満了時には、ほぼ100%程度になります。
注) 保険効果、解約効果の例についてはあくまでも一般例であり、実際には保険種類に
より異なります。
「保険効果」と「解約効果」は、保険種類や商品などの違いにより、
経過期間に応じてさまざまに変化します。
新規で生命保険を検討するにしても、保険期間の中途で生命保険の乗り換えなどを
検討するにしても、この「保険効果」と「解約効果」という視点は、参考にしなければ
まともな比較はできないでしょう。
解約返戻金を加味した実質保険料(既に支払った保険料総額-解約返戻金)で
考えれば、保険料払込期間満了後の終身保険は、定期保険よりも魅力があります。
ですが、保険料払込期間満了まで必要な死亡保障をすべて終身保険で賄うとなると、
かなりの保険料になりますので、ほとんどの場合、定期保険の当初の保険効果を
利用しなければ十分な保障額は得られないでしょう。
ですから、保険設計上は終身と定期をミックスするということになるのです。
生命保険を検討の際に保険料だけで単純比較できるケースは皆無といってもいいでしょう。
保障内容の違いを比較することはもちろんですがその他、気にかけなければならないことは
さまざまあります。
今回の「保険効果」や「解約効果」もそのひとつです。
参考にしてもらえれば、幸いです。
生命保険の「保険効果」と「解約効果」について掲載されておりました。
生命保険を比較されるうえでの参考になるかと思いますので、ご紹介したいと思います。
「保険効果」とは、既に支払った保険料の総額に対する受け取れる保険金の
割合のこと。
例えば、契約年齢 30歳、払込満了年齢 60歳、保険期間 30年、
保険金額 1,000万円で、月払保険料 3,000円とした場合、
保険効果は、当初約3,333倍(1,000万円÷3,000円)から
経過期間によって急激に下がっていきます。
要は、同じ保険金額なら保険料の安いほうが「保険効果」は高いということです。
「解約効果」とは、既に支払った保険料の総額に対する解約返戻金の割合のこと。
保険契約の金銭的価値(時価)を表します。
例えば、契約年齢 30歳、払込満了年齢 60歳、保険期間 終身、
保険金額 1,000万円で、月払保険料 20,000円とした場合、
解約効果は、当初は0~20%程度から経過期間によって上がっていき、
保険料払込満了時には、ほぼ100%程度になります。
注) 保険効果、解約効果の例についてはあくまでも一般例であり、実際には保険種類に
より異なります。
「保険効果」と「解約効果」は、保険種類や商品などの違いにより、
経過期間に応じてさまざまに変化します。
新規で生命保険を検討するにしても、保険期間の中途で生命保険の乗り換えなどを
検討するにしても、この「保険効果」と「解約効果」という視点は、参考にしなければ
まともな比較はできないでしょう。
解約返戻金を加味した実質保険料(既に支払った保険料総額-解約返戻金)で
考えれば、保険料払込期間満了後の終身保険は、定期保険よりも魅力があります。
ですが、保険料払込期間満了まで必要な死亡保障をすべて終身保険で賄うとなると、
かなりの保険料になりますので、ほとんどの場合、定期保険の当初の保険効果を
利用しなければ十分な保障額は得られないでしょう。
ですから、保険設計上は終身と定期をミックスするということになるのです。
生命保険を検討の際に保険料だけで単純比較できるケースは皆無といってもいいでしょう。
保障内容の違いを比較することはもちろんですがその他、気にかけなければならないことは
さまざまあります。
今回の「保険効果」や「解約効果」もそのひとつです。
参考にしてもらえれば、幸いです。
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