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『 資金循環統計 』 とは?
- 2014-09-28(18:55) /
- 未分類
2014年9月18日、日銀は2014年4~6月期の資金循環統計を公表しました。
資金循環統計とは、
国民経済の動きをお金の動きから包括的に捉えた統計で、家計や企業、金融機関など
部門間のマネーの流れを調べるものです。
四半期ごとに、当該四半期の約三ヶ月後に速報が、約六ヶ月後に確報が公表されており、
中長期の経済におけるトレンド分析をするのに適しています。
4-6 月期は例年、一般的な賞与支給月を含むためフローで流入超過となる傾向が
あるとはいえ、公表によると、
個人が保有している金融資産は、総額1645兆円となり、過去最高でした。
内訳は、 現預金 874兆円 (前年同期比1.6%増)、
株式・出資金 150兆円 (前年同期比5.9%増)
投資信託 82兆円 (前年同期比14.5%増)
債券 29兆円 (前年同期比7%減)
などとなっています。
この結果は、アベノミクスによる円安・株高を受けて時価 が23兆円も増加したことが
おもに総額を押し上げた要因のようです。
前年同期比でみると、金融資産総額やリスク資産へのシフトが順調のようにみえますが、
過去の総額や直近でみると、必ずしもそうではないとも言えるようです。
又、企業によるマネーの溜め込みも顕著であり、企業の現金・預金残高は229兆円と
前年同期比で4.2%増となっているようです。
このように資金循環統計からは、
・ リスク資産へのシフトは思っているほど進んでいない(現預金は横ばい)
・ 企業も積極的に投資に向かっているようではない
という側面も見え隠れしております。
まだまだ、将来的な見通しが立たないことの表れと
いうことではないでしょうか?
資金循環統計とは、
国民経済の動きをお金の動きから包括的に捉えた統計で、家計や企業、金融機関など
部門間のマネーの流れを調べるものです。
四半期ごとに、当該四半期の約三ヶ月後に速報が、約六ヶ月後に確報が公表されており、
中長期の経済におけるトレンド分析をするのに適しています。
4-6 月期は例年、一般的な賞与支給月を含むためフローで流入超過となる傾向が
あるとはいえ、公表によると、
個人が保有している金融資産は、総額1645兆円となり、過去最高でした。
内訳は、 現預金 874兆円 (前年同期比1.6%増)、
株式・出資金 150兆円 (前年同期比5.9%増)
投資信託 82兆円 (前年同期比14.5%増)
債券 29兆円 (前年同期比7%減)
などとなっています。
この結果は、アベノミクスによる円安・株高を受けて時価 が23兆円も増加したことが
おもに総額を押し上げた要因のようです。
前年同期比でみると、金融資産総額やリスク資産へのシフトが順調のようにみえますが、
過去の総額や直近でみると、必ずしもそうではないとも言えるようです。
又、企業によるマネーの溜め込みも顕著であり、企業の現金・預金残高は229兆円と
前年同期比で4.2%増となっているようです。
このように資金循環統計からは、
・ リスク資産へのシフトは思っているほど進んでいない(現預金は横ばい)
・ 企業も積極的に投資に向かっているようではない
という側面も見え隠れしております。
まだまだ、将来的な見通しが立たないことの表れと
いうことではないでしょうか?
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