トラックバック
東大日次物価指数とは?
- 2014-12-01(18:45) /
- 未分類
一部の専門家によると、
「現状、日本の物価は既に下落に転じている」と言われております。
総務省統計局の公表によれば、平成26年10月分の消費者物価指数は、
生鮮食品を除く総合指数は103.6で、前月比は0.1%の上昇、前年同月比は2.9%の上昇
となっています。
(消費税増税分の影響を除いても、前年同月比は0.9%の上昇です)
それなのに、どういうことかといいますと、それは、別の物価指数からの判断です。
それが、東大日次物価指数というものです。
* 東大日次物価指数とは、
日本学術振興会・科学研究費補助金・基盤研究(S)「長期デフレの解明」の活動の
一環として開発した新しい物価指標で、
スーパーマーケットのPOSシステム(スーパーのレジで商品の販売実績を記録する
システム)を通じて、日本全国の約300店舗で販売される商品のそれぞれについて、
各店における日々の価格、日々の販売数量を収集し、それを原データとして使用して
算出される高精度で迅速性のある指数と説明されております。
総務省統計局公表の消費者物価指数では、測定値を計算する際、
例えば食品については、
定期的に同じスーパーに行き同じ品目を調べるというやり方をとっていますが、
その際、特売品は例外として計算対象から除外されています。
そのため、実態が正確に反映されていないなどの意見があります。
こういった点等を踏まえて、より実態を正確に把握するためにできたのが
東大日次物価指数なのです。
下図をご覧ください。

(クリックで拡大)
総務省指数最近値(2014年11月28日10:47)
東大指数最近値(2014年11月28日10:47)
2014年08月の前年同月比は、
東大指数では、0.53%の下落、 総務省公表値では、0.99%の上昇
2014年09月の前年同月比は、
東大指数では、0.60%の下落、 総務省公表値では、0.80%の上昇
2014年10月の前年同月比は、
東大指数では、0.55%の下落、 総務省公表値では、0.74%の上昇
(注) 東大日次物価指数はスーパーで販売されている商品(食料品や日用雑貨など)を対象とする。
「総務省公表値」は,総務省統計局が作成・公表する消費者物価指数(CPI)のうち,東大日次物価指数の
カバーする商品だけを取り出したものである。
「総務省公表値」は,消費者物価指数(CPI)の品目別の公表値を用いて,
渡辺研究室が算出したものである。
* 上記は、『東大日次物価指数プロジェクトからの引用』です。
詳しくは、下記、東大日次物価指数プロジェクトHPをご覧ください!!
http://www.cmdlab.co.jp/price_u-tokyo/
このように東大月次物価指数によれば、既に現状は再びマイナスとなっているのです。
(もちろん、一部の商品(乳製品など)は確実に値上っておりますが)
このことを理由に、日銀の追加金融緩和策に疑問の声をあげる専門家もみえますが、
皆様の実感は、どちらの物価指数に近いでしょうか・・・。
「現状、日本の物価は既に下落に転じている」と言われております。
総務省統計局の公表によれば、平成26年10月分の消費者物価指数は、
生鮮食品を除く総合指数は103.6で、前月比は0.1%の上昇、前年同月比は2.9%の上昇
となっています。
(消費税増税分の影響を除いても、前年同月比は0.9%の上昇です)
それなのに、どういうことかといいますと、それは、別の物価指数からの判断です。
それが、東大日次物価指数というものです。
* 東大日次物価指数とは、
日本学術振興会・科学研究費補助金・基盤研究(S)「長期デフレの解明」の活動の
一環として開発した新しい物価指標で、
スーパーマーケットのPOSシステム(スーパーのレジで商品の販売実績を記録する
システム)を通じて、日本全国の約300店舗で販売される商品のそれぞれについて、
各店における日々の価格、日々の販売数量を収集し、それを原データとして使用して
算出される高精度で迅速性のある指数と説明されております。
総務省統計局公表の消費者物価指数では、測定値を計算する際、
例えば食品については、
定期的に同じスーパーに行き同じ品目を調べるというやり方をとっていますが、
その際、特売品は例外として計算対象から除外されています。
そのため、実態が正確に反映されていないなどの意見があります。
こういった点等を踏まえて、より実態を正確に把握するためにできたのが
東大日次物価指数なのです。
下図をご覧ください。

(クリックで拡大)
総務省指数最近値(2014年11月28日10:47)
東大指数最近値(2014年11月28日10:47)
2014年08月の前年同月比は、
東大指数では、0.53%の下落、 総務省公表値では、0.99%の上昇
2014年09月の前年同月比は、
東大指数では、0.60%の下落、 総務省公表値では、0.80%の上昇
2014年10月の前年同月比は、
東大指数では、0.55%の下落、 総務省公表値では、0.74%の上昇
(注) 東大日次物価指数はスーパーで販売されている商品(食料品や日用雑貨など)を対象とする。
「総務省公表値」は,総務省統計局が作成・公表する消費者物価指数(CPI)のうち,東大日次物価指数の
カバーする商品だけを取り出したものである。
「総務省公表値」は,消費者物価指数(CPI)の品目別の公表値を用いて,
渡辺研究室が算出したものである。
* 上記は、『東大日次物価指数プロジェクトからの引用』です。
詳しくは、下記、東大日次物価指数プロジェクトHPをご覧ください!!
http://www.cmdlab.co.jp/price_u-tokyo/
このように東大月次物価指数によれば、既に現状は再びマイナスとなっているのです。
(もちろん、一部の商品(乳製品など)は確実に値上っておりますが)
このことを理由に、日銀の追加金融緩和策に疑問の声をあげる専門家もみえますが、
皆様の実感は、どちらの物価指数に近いでしょうか・・・。
- 関連記事
スポンサーサイト
- THEME : ファイナンシャル・プランナー(FP)
- GENRE : ファイナンス
コメントの投稿