トラックバック
退職給付は、年々先細っています!!
- 2015-02-14(18:40) /
- FPのつぶやき
ライフプランニングの際の質問票にて、将来受け取れる退職金の見込額を
お尋ねするのですが、やはり皆様なかなか明確な回答は返ってきません。
そこで今回は、こんな統計調査結果をお見せしたいと思います。
<退職給付(一時金・年金合計)の推移>

これは、厚生労働省の『就労条件総合調査』で公表されます
学歴別退職給付額(定年退職者)で勤続35年以上をグラフ化したものです。
退職給付(一時金・年金)の支給実態については、5年毎になっています。
これをみると、大学卒(管理・事務・技術職)の場合
2003年 2,612万円 ⇒ 2013年 2,156万円 と
なんと10年で約450万円も減っているのです。
450万円というと、定年後の標準的な生活費の 約1年半分に相当します。
このペースのまま下がり続けると、私達の頃にはどうなってしまうのでしょうか?
終身雇用が崩壊し、人材の流動化が進んでいる現状からすると、
勤続35年以上ということも割合とするとさらに少なくなっているでしょう。
又、機関投資家などの運用状況の悪さなどを考えても、退職金制度の状況好転には
及ばないのではないでしょうか。
そうなってきますと、退職された方々の話はあまり参考にならなくなってしまいます。
現在、退職金を受け取ってみえる方の半分程度ということもあり得るでしょう。
ライフプランニングにおいて、退職金の見込額等を現状維持としてシミュレーション
することには注意しましょう!!
お尋ねするのですが、やはり皆様なかなか明確な回答は返ってきません。
そこで今回は、こんな統計調査結果をお見せしたいと思います。
<退職給付(一時金・年金合計)の推移>

これは、厚生労働省の『就労条件総合調査』で公表されます
学歴別退職給付額(定年退職者)で勤続35年以上をグラフ化したものです。
退職給付(一時金・年金)の支給実態については、5年毎になっています。
これをみると、大学卒(管理・事務・技術職)の場合
2003年 2,612万円 ⇒ 2013年 2,156万円 と
なんと10年で約450万円も減っているのです。
450万円というと、定年後の標準的な生活費の 約1年半分に相当します。
このペースのまま下がり続けると、私達の頃にはどうなってしまうのでしょうか?
終身雇用が崩壊し、人材の流動化が進んでいる現状からすると、
勤続35年以上ということも割合とするとさらに少なくなっているでしょう。
又、機関投資家などの運用状況の悪さなどを考えても、退職金制度の状況好転には
及ばないのではないでしょうか。
そうなってきますと、退職された方々の話はあまり参考にならなくなってしまいます。
現在、退職金を受け取ってみえる方の半分程度ということもあり得るでしょう。
ライフプランニングにおいて、退職金の見込額等を現状維持としてシミュレーション
することには注意しましょう!!
- 関連記事
スポンサーサイト
- THEME : ファイナンシャル・プランナー(FP)
- GENRE : ファイナンス
コメントの投稿