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『 住宅の寿命 』 とは?
- 2015-03-10(18:35) /
- 住宅(不動産)
もう十数年以上前になりますが、ハウスメーカーの営業マンだった頃、
お客様から 『 住宅の寿命 』 についての質問を度々受けることがありました。
その頃は、そのハウスメーカーで現存している一番古い建物(当時築40数年)の実例や
鉄骨自体の腐食速度を例に出しながら説明したことが思い出されます。
よく、木造住宅の寿命は27年とか30年とか、マンション(RC/鉄筋コンクリート造)は
37年とかいう話がありますが、
これは、実態を表した数字とはいえないことをご存知でしょうか?
実はこれらの数字は、「取り壊された住宅の平均築年数」で、
現存する築40年とか50年という取り壊されていない建物の実態が反映されていなかったり、
現存する住宅数(ストック数)を新築数(フロー数)で割るという「サイクル年数」の
概念を使って、便宜的に求めたものなのです。
ですので、『 住宅の寿命 』 を実態に合わせて正確に表しているわけではないのです。
『 住宅の寿命 』 についてはさまざまな考え方があり、そのほかでは人間の平均寿命を
推計するのと同様の手法で求めた木造住宅の平均寿命64年などがあります。
また、老朽化だけで取り壊される訳ではないことも忘れてはならないでしょう。
つまりは、現在の最新の部材や技術・性能及び、適切な点検やメンテナンス、
間取りなどの可変性が良ければ、『 住宅の寿命 』 は200年でも十分有り得るのです。
それと、日本人の新築に偏った価値観が変わり、中古住宅価値評価の適正化に伴う
中古住宅市場の活性化が 『 住宅の寿命 』 に大きく影響することでしょう。
このように 『 住宅の寿命 』 については、私たちの今後の対応次第なのです。
空家問題が深刻化する中、改めて住宅の寿命や価値について考えて、
それに基づくライフプランニングをされてはどうでしょうか。
単に、「家が欲しい」というその時の物的欲求だけで判断してしまうと
将来、後悔することになるかもしれません・・・。
お客様から 『 住宅の寿命 』 についての質問を度々受けることがありました。
その頃は、そのハウスメーカーで現存している一番古い建物(当時築40数年)の実例や
鉄骨自体の腐食速度を例に出しながら説明したことが思い出されます。
よく、木造住宅の寿命は27年とか30年とか、マンション(RC/鉄筋コンクリート造)は
37年とかいう話がありますが、
これは、実態を表した数字とはいえないことをご存知でしょうか?
実はこれらの数字は、「取り壊された住宅の平均築年数」で、
現存する築40年とか50年という取り壊されていない建物の実態が反映されていなかったり、
現存する住宅数(ストック数)を新築数(フロー数)で割るという「サイクル年数」の
概念を使って、便宜的に求めたものなのです。
ですので、『 住宅の寿命 』 を実態に合わせて正確に表しているわけではないのです。
『 住宅の寿命 』 についてはさまざまな考え方があり、そのほかでは人間の平均寿命を
推計するのと同様の手法で求めた木造住宅の平均寿命64年などがあります。
また、老朽化だけで取り壊される訳ではないことも忘れてはならないでしょう。
つまりは、現在の最新の部材や技術・性能及び、適切な点検やメンテナンス、
間取りなどの可変性が良ければ、『 住宅の寿命 』 は200年でも十分有り得るのです。
それと、日本人の新築に偏った価値観が変わり、中古住宅価値評価の適正化に伴う
中古住宅市場の活性化が 『 住宅の寿命 』 に大きく影響することでしょう。
このように 『 住宅の寿命 』 については、私たちの今後の対応次第なのです。
空家問題が深刻化する中、改めて住宅の寿命や価値について考えて、
それに基づくライフプランニングをされてはどうでしょうか。
単に、「家が欲しい」というその時の物的欲求だけで判断してしまうと
将来、後悔することになるかもしれません・・・。
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