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交通事故の賠償金算定の3つの基準とは?
- 2015-03-30(18:56) /
- 損害保険
交通事故の加害者が、被害者の損害に対して支払わなければならない金銭のことを
損害賠償金(以下、賠償金)といいます。
今回は、この賠償金算定のお話をしたいと思います。
皆様、この賠償金算定にあたりまして、基準がひとつではないことをご存知でしょうか?
実は、算定基準は下記のように3つあるのです。
① 自賠責基準
文字通り、自賠責保険から支払ってもらえる金額を算定する基準のこと。
自動車を所有している人が必ず加入しなければならない保険として自賠責保険が
あります。
この保険は交通事故の被害者に対する最低限度の補償を目的としています。
② 任意(約款)基準
任意保険から支払ってもらえる金額を算定する基準のこと。
任意保険に加入する目的は、自賠責保険でカバーすることができない損害を補填する
ことを目的としています。
各損害保険会社毎に内容が異なり、約款基準とも呼ばれたりしています。
③ 裁判(訴訟)基準
裁判になった時に裁判所が用いている基準のことで、訴訟基準とも呼ばれます。
この3つから算定される金額は、
③ > ② > ①
となり、どの基準を用いて賠償金額を決定するかによって、その金額は大幅に異なるのです。
では、加害者の加入する損害保険会社が提示する金額はどの基準を使うかといいますと、
ほぼ、② 任意(約款)基準になります。
(悪質ですと、① 自賠責基準で話を持ちかけてくることも)
損害保険会社によっては、任意(約款)基準の上限を裁判(訴訟)基準にしているところも
あるようですが、ほとんどは訴訟基準よりも金額は低くなることでしょう。
損害保険会社はもちろん、賠償金を少しでも安くしようと交渉してきますので、
まずは、3つの基準があることを知っておいてください。
損害保険会社に約款で明記されている任意基準の上限額を交渉で超えさせることは
素人には難しいでしょう。
もし裁判(訴訟)基準まで、どうしても賠償金を受け取りたいと思う場合は、
損害保険会社ではなく、加害者を相手方にして裁判をする必要があるでしょう。
(もちろん、費用対効果等を考慮してですが)
判例では、加害者に対して差額について支払命令が出た事例がありますから。
任意の自動車保険に加入する場合は、こういったことも注意してみておくといいでしょう。
損害賠償金(以下、賠償金)といいます。
今回は、この賠償金算定のお話をしたいと思います。
皆様、この賠償金算定にあたりまして、基準がひとつではないことをご存知でしょうか?
実は、算定基準は下記のように3つあるのです。
① 自賠責基準
文字通り、自賠責保険から支払ってもらえる金額を算定する基準のこと。
自動車を所有している人が必ず加入しなければならない保険として自賠責保険が
あります。
この保険は交通事故の被害者に対する最低限度の補償を目的としています。
② 任意(約款)基準
任意保険から支払ってもらえる金額を算定する基準のこと。
任意保険に加入する目的は、自賠責保険でカバーすることができない損害を補填する
ことを目的としています。
各損害保険会社毎に内容が異なり、約款基準とも呼ばれたりしています。
③ 裁判(訴訟)基準
裁判になった時に裁判所が用いている基準のことで、訴訟基準とも呼ばれます。
この3つから算定される金額は、
③ > ② > ①
となり、どの基準を用いて賠償金額を決定するかによって、その金額は大幅に異なるのです。
では、加害者の加入する損害保険会社が提示する金額はどの基準を使うかといいますと、
ほぼ、② 任意(約款)基準になります。
(悪質ですと、① 自賠責基準で話を持ちかけてくることも)
損害保険会社によっては、任意(約款)基準の上限を裁判(訴訟)基準にしているところも
あるようですが、ほとんどは訴訟基準よりも金額は低くなることでしょう。
損害保険会社はもちろん、賠償金を少しでも安くしようと交渉してきますので、
まずは、3つの基準があることを知っておいてください。
損害保険会社に約款で明記されている任意基準の上限額を交渉で超えさせることは
素人には難しいでしょう。
もし裁判(訴訟)基準まで、どうしても賠償金を受け取りたいと思う場合は、
損害保険会社ではなく、加害者を相手方にして裁判をする必要があるでしょう。
(もちろん、費用対効果等を考慮してですが)
判例では、加害者に対して差額について支払命令が出た事例がありますから。
任意の自動車保険に加入する場合は、こういったことも注意してみておくといいでしょう。
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