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火災保険の改定(平成27年10月1日以降始期分から)の影響は大きい!!

先般よりお伝えしております平成27年10月1日以降始期分からの

火災保険改定について、まだまだ本質を理解されていないようですので、

再度、お話いたします。


メディアの報道では、

「火災保険料、一斉値上げ=10月から2~4%-大手損保」などと

平均数パーセントの保険料の値上げを報じております。

参考記事はこちら↓
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015072500165


たかが、数パーセントの値上げと思ってみえませんか?

それは、全然違います!!


その影響は実は、数パーセント程度ではありません。

これまで最長36年だった保険期間が最長10年までに短縮されることも

今回の改定には盛り込まれております。

下図をご覧ください!!

長期係数表

これは、長期一括払の際に適用されるある保険会社の長期係数表です。

これまで多くご契約いただきました保険期間35年の長期係数は、24.25となっています。

これをざっくりお話すると、長期一括払いで保険料を納める場合、24.25年分の保険料で

保険期間35年の火災保険が買えるわけです。


約10年分の保険料が長期一括払にすることによって割り引かれるというわけです。


ですが、今回の改定で最長10年となってしまうということは、

保険期間10年の長期係数は8.20となっていますので1.8年分しか割り引かれなくなります。

同じように35年間保険契約を維持しようとしても1.8×3=5.4 5.4+0.7=6.1となり、

約4年半分も多く支払わなくてはいけなくなるわけです。

又、保険料が10年間しか固定されないということは今回のような値上げ改定があれば

ますます支払う保険料は増えてしまうのです。


また、地震保険料の改定も再来年(2017年)に予定されており、その増加率は

なんと平均で19%とも報道されております。
(上げ幅が大きいため数回に分けて値上げする可能性あり)

まだ、昨年(2014年7月)に平均15.5%上がったばかりなのにです。


どうですか。たかが数パーセントと悠長に言ってられないのではないでしょうか?

防衛手段は、ただ一つです。

平成27年9月30日以前始期契約を、状況に合わせてできる限り長い保険期間で

契約することです。(地震保険は最長5年)



幸いなことに、火災保険は保険期間の中途で解約しても

ペナルティはほとんどありません。

新規契約だけでなく、保険期間が残り10年を切っている方や月払いや年払いの方も

火災保険の長期一括払契約への乗り換えを検討してみるべきでしょう。

タイムリミットは、もう目前です。

乗り換えによってどうなるかをまずは把握してみましょう!!



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TAG :
火災保険改定
火災保険料値上げ

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