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中古住宅の新たな評価方法とは?(戸建住宅価格査定マニュアル改定)
- 2016-03-11(18:39) /
- 住宅(不動産)
中古住宅の流通を高めようと近年、国と業界が一体になって様々な取り組みを行っています。
今回は、そのひとつである中古住宅の新たな評価方法についてお話したいと思います。
これまで、戸建住宅は築20年程度で価値が一律ゼロになるという
市場慣行にしたがって評価を行ってきました。
ですので、状態がどんなに良くても築20年経過すると、その建物の価値はほとんどなく、
ほぼ土地の評価額のみの評価でした。
この市場慣行による評価方法が中古住宅流通の阻害要因のひとつでした。
今回この評価方法を改めようとしています。
具体的には、2015年7月に、「戸建住宅価格査定マニュアル」が改定されました。
これは、仲介業者向けに開発されたものです。
内容としましては、下図のように基礎躯体のランクを5段階に分けて
それぞれの耐用年数を設定します。

そのうえで、基礎や躯体の劣化状況を評価に反映させます。
劣化状況については、専門業者の診断を受けて状態が良ければ耐用年数を
延伸する仕組みが採られています。
さらに、専門業者の診断でなくても日頃の点検・補修が行われていることが認められれば、
評価点が加えられることもあります。
そして、内外装・設備のリフォームした部位毎に耐用年数を延伸させて評価します。
この評価方法であれば、建物の状態が良い住宅は、その分価値が高まることになりますので、
中古住宅流通の向上に期待が出来るでしょう。
しかしポイントは、この改定された「戸建住宅価格査定マニュアル」が充分に普及し、
これまでの市場慣行に負けずに、その評価が認められて流通するかにかかっています。
まずは、仲介業者等が評価の段階でどう評価されてみえるのかが気になるところです。
皆様も評価方法を確認されてみてはどうでしょうか。
今回は、そのひとつである中古住宅の新たな評価方法についてお話したいと思います。
これまで、戸建住宅は築20年程度で価値が一律ゼロになるという
市場慣行にしたがって評価を行ってきました。
ですので、状態がどんなに良くても築20年経過すると、その建物の価値はほとんどなく、
ほぼ土地の評価額のみの評価でした。
この市場慣行による評価方法が中古住宅流通の阻害要因のひとつでした。
今回この評価方法を改めようとしています。
具体的には、2015年7月に、「戸建住宅価格査定マニュアル」が改定されました。
これは、仲介業者向けに開発されたものです。
内容としましては、下図のように基礎躯体のランクを5段階に分けて
それぞれの耐用年数を設定します。

そのうえで、基礎や躯体の劣化状況を評価に反映させます。
劣化状況については、専門業者の診断を受けて状態が良ければ耐用年数を
延伸する仕組みが採られています。
さらに、専門業者の診断でなくても日頃の点検・補修が行われていることが認められれば、
評価点が加えられることもあります。
そして、内外装・設備のリフォームした部位毎に耐用年数を延伸させて評価します。
この評価方法であれば、建物の状態が良い住宅は、その分価値が高まることになりますので、
中古住宅流通の向上に期待が出来るでしょう。
しかしポイントは、この改定された「戸建住宅価格査定マニュアル」が充分に普及し、
これまでの市場慣行に負けずに、その評価が認められて流通するかにかかっています。
まずは、仲介業者等が評価の段階でどう評価されてみえるのかが気になるところです。
皆様も評価方法を確認されてみてはどうでしょうか。
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- GENRE : ファイナンス
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