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地震保険のおさらい!!
- 2016-04-25(18:45) /
- 損害保険
このたびの熊本県熊本地方の地震により被災された皆さまには
心よりお見舞い申し上げます。<(_ _)>
地震被害状況の報道等に触れ、皆様のなかには再度、地震保険について
関心を持たれた方も多いのではないでしょうか。
今回は地震保険の概略について、おさらい的なお話をしたいと思います。
お伝えしたいのは、大きくは次の3つです。
① 地震保険金は住宅再築費用ではなく、当面の生活再建費用であること
② 「地震保険に関する法律」に基づく、政府の再保険であり、保険料・補償内容は同一
③ 地震保険金では、火災保険金額の30%~50%(時価が限度)しか補償されず、
総支払限度額には上限もあること
①について、まだまだ勘違いされてみえる方もおみえになるのですが、
地震保険金では、そもそも住宅の再建築はまず見込めないでしょう。
特に、新築時の住宅ローンの割合が8割を超える方が多い中では
地震保険金は当面の生活再建費用等で大部分を使い果たしてしまいます。
ここで役に立たないと思われる方もみえるのですが、それも違います。
金銭的な不安の軽減は、被災された方にとっては大きな意味があるからです。
②について、地震保険は公共性の高い保険です。
保険会社は地震保険料から経費を除いた額を保険金支払いのために積み立てるよう
義務付けられており、基本的に利益は出ません。
その代わり、大規模な地震災害が発生した場合には、国からの保険金支払いが
約束されております。(政府再保険)
そのため、どこの保険会社の火災保険に付帯しても保険料は、地域区分・構造・保険金額が
同じなら同一で、補償内容も違いはありません。
補償内容については現時点3段階の損害認定しかありません。(今後4段階になる予定)
③について、地震保険はそもそも火災保険金額の30%~50%しか加入出来ません。
さらに、建物の時価が限度額となりますので、古い木造家屋などは、殆ど保険金が
支払われない場合もあり得ます。
近年、地震保険の上乗せの保険を販売している会社も出てきましたが、
保険料は割高な傾向であり、又実際の地震災害の際にどの程度機能するかも未知数です。
総支払限度額については、この4月から11兆3000億円に引き上げられたところです。
これを超える額の被害が起きた時には保険金が削減される可能性があります。
皆様、地震保険について上記の3つを理解されてみえましたでしょうか?
理解されてみえなかった方は、改めて認識しておいてください。
最後にお願いです!!
再度、地震保険の加入状況の御確認をお願いします。
建物だけでなく、家財にもかけているかなどもあわせてみてください。
地震保険は中途付帯も可能ですから、これから加入されたい方は
火災保険加入時の代理店にご相談ください!!
心よりお見舞い申し上げます。<(_ _)>
地震被害状況の報道等に触れ、皆様のなかには再度、地震保険について
関心を持たれた方も多いのではないでしょうか。
今回は地震保険の概略について、おさらい的なお話をしたいと思います。
お伝えしたいのは、大きくは次の3つです。
① 地震保険金は住宅再築費用ではなく、当面の生活再建費用であること
② 「地震保険に関する法律」に基づく、政府の再保険であり、保険料・補償内容は同一
③ 地震保険金では、火災保険金額の30%~50%(時価が限度)しか補償されず、
総支払限度額には上限もあること
①について、まだまだ勘違いされてみえる方もおみえになるのですが、
地震保険金では、そもそも住宅の再建築はまず見込めないでしょう。
特に、新築時の住宅ローンの割合が8割を超える方が多い中では
地震保険金は当面の生活再建費用等で大部分を使い果たしてしまいます。
ここで役に立たないと思われる方もみえるのですが、それも違います。
金銭的な不安の軽減は、被災された方にとっては大きな意味があるからです。
②について、地震保険は公共性の高い保険です。
保険会社は地震保険料から経費を除いた額を保険金支払いのために積み立てるよう
義務付けられており、基本的に利益は出ません。
その代わり、大規模な地震災害が発生した場合には、国からの保険金支払いが
約束されております。(政府再保険)
そのため、どこの保険会社の火災保険に付帯しても保険料は、地域区分・構造・保険金額が
同じなら同一で、補償内容も違いはありません。
補償内容については現時点3段階の損害認定しかありません。(今後4段階になる予定)
③について、地震保険はそもそも火災保険金額の30%~50%しか加入出来ません。
さらに、建物の時価が限度額となりますので、古い木造家屋などは、殆ど保険金が
支払われない場合もあり得ます。
近年、地震保険の上乗せの保険を販売している会社も出てきましたが、
保険料は割高な傾向であり、又実際の地震災害の際にどの程度機能するかも未知数です。
総支払限度額については、この4月から11兆3000億円に引き上げられたところです。
これを超える額の被害が起きた時には保険金が削減される可能性があります。
皆様、地震保険について上記の3つを理解されてみえましたでしょうか?
理解されてみえなかった方は、改めて認識しておいてください。
最後にお願いです!!
再度、地震保険の加入状況の御確認をお願いします。
建物だけでなく、家財にもかけているかなどもあわせてみてください。
地震保険は中途付帯も可能ですから、これから加入されたい方は
火災保険加入時の代理店にご相談ください!!
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