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「 トンチン年金 」 ってどうなの???
- 2016-09-23(18:30) /
- 生命保険
「トンチン年金」とか、「トンチン保険」って聞いて、
ピンとくる方は、保険に携わる方以外はほとんどおみえにならないでしょう。
「トンチン性」とは、17世紀にイタリアのロレンツォ・トンティ氏(銀行家)が
考え出したとされる「トンチン年金」に由来します。
その仕組みは、おおまかにお話しすると、
年金保険への加入者が亡くなったとき、その遺族に対する保険金などは支払わずに
その分を生きている他の加入者の年金原資に回すということです。
要は、長生きした加入者が総取りになるようなイメージです。
「そんな保険って販売されているの?」と思われるかもしれませんが、
実は、今年の4月から日本生命が “ 新型 ” の終身年金保険として、
商品名「長寿生存保険(低解約払戻金型) “ GranAge ” 」を発売開始しているのです。
(加入できるのは50~87歳)
注) 早く亡くなった場合は、「掛け捨て」になるというほど極端なトンチン性は
持たせていないようです。
返戻率をおおまかにお話しますと、
一括受取で105~106%程度、10年確定年金で109~110%程度、
5年保証期間付終身年金では、
男性は90歳近く迄、女性では94歳近く迄生きないと返戻率100%を超えないような
仕組みになっています。
(契約時年齢:50歳、払込満了:70歳の場合)
販売については、「想定の倍で順調な滑り出し」ということですが、
皆様上記の返戻率をみて魅力を感じる商品でしょうか?
私は正直、???です。
マイナス金利の影響で、トンチン性でも持たせなければ、
貯蓄性商品が開発できなかったという事情が煤けてみえるようです。
新商品イコール良い商品とは限りません。
仕組みを理解されたうえで、本当にいい商品か判断するようにしてください!!
ピンとくる方は、保険に携わる方以外はほとんどおみえにならないでしょう。
「トンチン性」とは、17世紀にイタリアのロレンツォ・トンティ氏(銀行家)が
考え出したとされる「トンチン年金」に由来します。
その仕組みは、おおまかにお話しすると、
年金保険への加入者が亡くなったとき、その遺族に対する保険金などは支払わずに
その分を生きている他の加入者の年金原資に回すということです。
要は、長生きした加入者が総取りになるようなイメージです。
「そんな保険って販売されているの?」と思われるかもしれませんが、
実は、今年の4月から日本生命が “ 新型 ” の終身年金保険として、
商品名「長寿生存保険(低解約払戻金型) “ GranAge ” 」を発売開始しているのです。
(加入できるのは50~87歳)
注) 早く亡くなった場合は、「掛け捨て」になるというほど極端なトンチン性は
持たせていないようです。
返戻率をおおまかにお話しますと、
一括受取で105~106%程度、10年確定年金で109~110%程度、
5年保証期間付終身年金では、
男性は90歳近く迄、女性では94歳近く迄生きないと返戻率100%を超えないような
仕組みになっています。
(契約時年齢:50歳、払込満了:70歳の場合)
販売については、「想定の倍で順調な滑り出し」ということですが、
皆様上記の返戻率をみて魅力を感じる商品でしょうか?
私は正直、???です。
マイナス金利の影響で、トンチン性でも持たせなければ、
貯蓄性商品が開発できなかったという事情が煤けてみえるようです。
新商品イコール良い商品とは限りません。
仕組みを理解されたうえで、本当にいい商品か判断するようにしてください!!
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