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【2020年度改定】火災保険の値上げが参考純率以上の値上げとなる訳とは?
- 2020-09-28(18:45) /
- 損害保険
各損保会社では2020年度の火災保険料改定が実施又は、予定されております。
(多くの損保会社では、2021年1月保険始期から)
ここ数年、毎年のように日本全国で発生する大規模自然災害で損保会社による
保険金の支払額が増大しており、火災保険については完全に赤字状態であるからです。
損保各社でつくられる損害保険料率算出機構では、
このような巨額な保険金の支払いの影響から収支の均衡を図る必要性が生じた為
参考純率の平均4.9%の引き上げが行われました。
今回の保険料改定はその影響によるものです。
火災保険料は都道府県や構造級別ごとに定められておりますし、
各損保会社に裁量が任されておりますので、
参考純率平均4.9%引き上げといっても、そのまま適用されるわけではなく、
保険料が下がるケースも少しはありますし、大幅に上がるケースも多々あります。
大幅に上がるケースで言えば、これまでの保険料の1.5~2倍程度になるケースまであります。
何故なら、今回の改定には参考純率の引き上げに伴うものだけでなく、
割引等についての改悪が同時に行われたりするからです。
表にはあらわれておりませんが、築年数による割引率の下げや長期係数での割引率低下など
これまでの割引に関する係数がさまざま下げられているのです。
又、契約可能年数を短くするところまで出てきました。
10年前の新築時に保険期間10年の火災保険に加入された際の保険料と比較しますと、
これまでの火災保険料改定の累計分と今回の改定分を踏まえると、
倍になってもおかしくない内容なのです。
これは、損保各社が今後の予測(築古物件の増加や自然災害被害の甚大化等)を踏まえれば、
参考純率の引き上げ分だけでなく、割引率の下げや長期契約の制限をかけなければ
収支が読めないことを意味しているのでしょう。
今回の改定は、約2年前の時点での収支を踏まえてでありますので、
昨年や今年の収支についてはまだ考慮されておりません。
(千葉や九州での被害はこれから反映されることになります)
まだまだ、値上げが見込まれるわけですし、さらに経営全体で考えれば、
新型コロナの影響も今後出てくることでしょう。
火災保険が更改の時期に近づいている方は、要注意です。
火災保険料改定に伴う改悪の影響が少ない保険会社を
みつけられるよう早めに検討をはじめましょう!!
(多くの損保会社では、2021年1月保険始期から)
ここ数年、毎年のように日本全国で発生する大規模自然災害で損保会社による
保険金の支払額が増大しており、火災保険については完全に赤字状態であるからです。
損保各社でつくられる損害保険料率算出機構では、
このような巨額な保険金の支払いの影響から収支の均衡を図る必要性が生じた為
参考純率の平均4.9%の引き上げが行われました。
今回の保険料改定はその影響によるものです。
火災保険料は都道府県や構造級別ごとに定められておりますし、
各損保会社に裁量が任されておりますので、
参考純率平均4.9%引き上げといっても、そのまま適用されるわけではなく、
保険料が下がるケースも少しはありますし、大幅に上がるケースも多々あります。
大幅に上がるケースで言えば、これまでの保険料の1.5~2倍程度になるケースまであります。
何故なら、今回の改定には参考純率の引き上げに伴うものだけでなく、
割引等についての改悪が同時に行われたりするからです。
表にはあらわれておりませんが、築年数による割引率の下げや長期係数での割引率低下など
これまでの割引に関する係数がさまざま下げられているのです。
又、契約可能年数を短くするところまで出てきました。
10年前の新築時に保険期間10年の火災保険に加入された際の保険料と比較しますと、
これまでの火災保険料改定の累計分と今回の改定分を踏まえると、
倍になってもおかしくない内容なのです。
これは、損保各社が今後の予測(築古物件の増加や自然災害被害の甚大化等)を踏まえれば、
参考純率の引き上げ分だけでなく、割引率の下げや長期契約の制限をかけなければ
収支が読めないことを意味しているのでしょう。
今回の改定は、約2年前の時点での収支を踏まえてでありますので、
昨年や今年の収支についてはまだ考慮されておりません。
(千葉や九州での被害はこれから反映されることになります)
まだまだ、値上げが見込まれるわけですし、さらに経営全体で考えれば、
新型コロナの影響も今後出てくることでしょう。
火災保険が更改の時期に近づいている方は、要注意です。
火災保険料改定に伴う改悪の影響が少ない保険会社を
みつけられるよう早めに検討をはじめましょう!!
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